自分と組織との関係

初詣、大学(箱根)駅伝を応援した後、築地市場・海幸門近くにある『波除稲荷神社』へ参拝した。
「災難を除き、波を乗り切る」波除稲荷様として、災難除・厄除・商売繁盛・工事安全等の御神徳に崇敬が厚い、と同神社HPに説明がある。


大祓茅の輪、があり、教え通りくぐって祓い清めた。

大祓(おおはらい)、6月30日と12月31日、年に2回行う、という。
12月31日のお参りは『年越の祓』というらしい。
1月3日のお参りだったけれど、これでご利益があるのだろうか、と気になる。。。




ところで、、、
あるきっかけがあって、会社(所属する組織)と自分との関係について考えてみた。
今は独立しているが、在職時の自分はどうだったのだろう。
・精神的にも組織に隷属しない
・自分の価値観に合う、もちろん組織にとっても有益な仕事を継続する
・所属組織内のみの濃密な人脈ではなく、社外に広く有益な人脈を築く
・組織を離れても生きていける専門性を持つ


常に考えていたことは、以上の4点に集約できる。
このためか、組織に居つかない人という印象を周囲は持っている、と聞いたことも数知れず。
所属組織と一定の距離を置き、客観目線を持つ、集団的行動が一般的であった当時ではリスクもあった。


結果として、集団に流されることなく、一定の成果は出せたと思っている。
ただ、マネジメント力を併せ持つプロフェッショナルではなく、スペシャリストに止まっているのでは、という気持もある。
この反省に立ち、プロフェッショナルになるべく、自分を磨くことを心掛けている。


自分のキャリアを磨くためのお膳立てをしてくれる幸せな組織は少なくなり、自分で自分の道を切り開く時代。
先輩も自分の仕事で手いっぱい、後輩をコーチしてくれる環境も無くなっている。
そういった意味でも、自立した自分が必要。
ポータビリティのある真のスキルを身につけることが求められる。


視点は異なるが、会社が設定する『中期経営計画』もどうだろう。
経営企画グループ(経営コンサルも含む)によりパワポで描かれた、美しいものが多い。
(あえて、描かれた、という漢字を使っている。)
その経営計画、『令達』という方法により、社内へ伝達される。
それに従って、各部門が行動計画を策定&実施というフローとなろうが、この実効性に対し、前職時代から非常に疑問に思っていた。
市場はダイナミックかつ非常に早く変化している。
市場&現場を知悉しているのは第一線の社員であることは間違いない。


ユニ・チャーム/高原社長が実践する『共振の経営』に強く共感する。
現場の知恵を経営に生かし、経営の視点を現場が学ぶ、という。
同社の社員、上位から下りてきた方針に従うだけでは務まらない。
これが同社の成長の原動力であると感じている。



ある決断をした優秀な後輩、彼に対してどの様にアドバイスをしようか、と考えをめぐらしている。



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