原点に戻り、基本を知る

谷啓小林桂樹、一時代を築いた人達が相次いで亡くなった。
両人を追悼する番組、企画、等が続いている。
人間味あふれる本物の人を懐かしむ気持ちは、世代を超えていつまでも続く。
冥福をお祈りしたい。


中国との国境問題、どーにかならないのだろうか??
地下資源のみではなく、漁業にも影響が大きい。
国との約束も簡単に反故にする中国、ビジネスの世界でも突然の法律改訂は日常茶飯事。
WTO加盟後も、その傾向は続いている。
経済力をつけ、軍事力を増強している中国、東シナ海のみならず、南シナ海・海洋ライン獲得での試金石として、経済大国・日本との勝負に出ているのかもしれない。
日本での中国に対する抗議行動、ニュースでみる限りないが、先様はずいぶん過激な行動が続いている。
ただし、TVニュースは、絵になるものを流す傾向が強く、間引いてみることも必要。
日本のマスコミ、「落としどころ」などと他人事のようなこと、つまらないことを言わないで、国益をサポートするべき
外交、譲れない線は譲るべきでない、日本も勝負時、些末な圧力はほっておき、きちんとした対応をして欲しい


昨夜のNHK番組、北アルプスにある診療所の話。
NHK・HPから転載してみよう。
それは、北アルプスの最奥部、標高2500メートルの地点に夏の間だけ開かれる「三俣診療所」。
山好きの医師と、医学部の学生がボランティアで支えている。薬も道具も限られるなか、救いを求める登山客のために全力を尽くす経験は、医学生たちのその後の医療に対する姿勢に大きな影響を与えるという。

だよね。
現場指向の自分としては、30分弱の放映時間だったが、非常に共鳴する内容だった。
岡山大学医学生だった現香川大学医学部教授が学生時代から続け、今に至るまで、香川大学岡山大学の両医学部のボランティアにより成立している、善意の医療行為。
この医療活動を通じた両大学医学部の交流、きっと良い形で、日常の医療活動および研究等に現れていることだろう。
山の上で共有できる医療の基本、患者と向き合い、相手の状況を冷静に観察し、手持ちの選択肢で最善のものを提供。
「原点に立ち戻り、基本を知る」、昨日ブログの「基本が大事」とある意味で同一のこと。


自身の親が医者で、考えることなく医学部を選んでしまったのだろう、良くある話。
何のために医者になったのか、その方向性を見失っている医学生のことを言っていた。
これは、消去法で、あるいは入ることができたからホテル会社に入ったけれど、仕事の意義を見い出せず、なにが楽しいのだろう?? と悩むホテル社員とも根っ子は同様の内容ではないか。
それが、今回のボランティアに参加して、何かが変わった、という。
医療の原点に戻ることにより、無機質な検査医療からは得ることの出来ない、なにかを得たのだろう。
自身で会得した方向性、その医学生にとり、強いバックボーンになるだろう


こういった方法、直接ホテルの現場に持ち込むことは難しいが、ヒントになる。
前職・大阪の現場在職時、ホテル開業1年後、QC活動が導入された。
担当する組織は「サービス管理室」、いかにもJ社らしい名称だったが、責任者はCAの親玉をしたこともある、極めて好人物。
導入時期が少々早い、とも言われていたが、個性的なA君の汗をかく貢献大、成功、現場のモチベーション向上に大いに役立った。
狭い機内での長時間労働を強いられるCA教育プログラムの応用編だったと思うが、全員参加、仕事の意義・意味を問いかける、ことからスタートした。


ものを考えない、積極性がない、勉強しない、といわれて久しい若者達、逆にきっかけを与えることができれば、素直に進むのかもしれない

得意な分野ではないが、社員教育についても、少し研究してみるか・・・・



http://www.timeandtide.co.jp/