見える、分かる

銀座ロックフィッシュ、3階からの漏水による室内水浸しで、10日間程度、閉店していたは、昨日再開!
この間、同様のサービスを提供する「数寄屋橋サンボア」が開店、そのハザマを補った感がある。
それはそれで、良かったということか・・・・


ところで、ホテルマーケット、著しく変わってきた、と思う。
特に、顧客評価ポイントがそう。


ホテルでは、これまで、五感に(で)感じるホテル、というキャッチが普通に使われてきた。
五感は、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の総称とのこと。
(更に、人の感覚は7つ以上あるそうだ。)
ただし、ホテルのキャッチで使う五感、人間の感覚全体を表す意味で使われてきた、と思う。
つまり、このホテルはあなたの体全体で感じることのできるサービスを提供する、という意味か??
しかも、知らず知らずのうちに・・・・

で、このキャッチ、今でも有効だろうか??
ホテルで提供するサービス、顧客はホテルの心配りをストレートに気づかず、いつの間にか心地良い環境にひたっている、ということが、有効?


一方、宿泊特化型・Rホテル、4年連続で「(1泊9、000〜15、000円レンジ)宿泊各宿泊客満足度No.1」を獲得したそうだ。
このホテル、経営母体は外食産業、そのノウハウを活かした(?)分かり易いサービスが売り物
笑顔のフロント、自分の好みで選択できるチェックイン時の飲み物選択、客室内に設置される出張時に必要なもの、そういった分かり易いサービスを、その利用帯顧客が支持している。
かつ、サービス内容をはっきりアピールしている。
施設は、一定の空間は確保しているが、仕上げは標準仕様であり、作り込んだものではない。


ホテル、そのマーケットポジションで顧客嗜好は異なる、と言われてきた。
分かり易いサービスを求める顧客、それが、Rホテルの顧客?
というよりは、多くのホテル、分かり易いサービスへ移行しているのかもしれない。


ランクの高いホテルの立地場所、以前は、その地域にあるお城・城址近くが良い、とされていた。
格の高いホテルは格の高い場所に立地するべき、ということが、ホテル屋の常識だった。
駅前はビジネス客が業務出張で使うホテル立地、ということも常識だった。
しかしながら、昨今は、ホテルのポジションに関係なく、JR主要駅前(上)のホテルが好成績を収めており、結果として良い、となっている。
これも分かり易さの一例か?


プラグアンドプレイ、この言葉はPC用語。
しかしながら、ホテルも、その様になってきたのだろう。


居酒屋業界では、「価格」が大きなポイント、店の入り口にそれを張り出しており、分かり易い判断基準。
銀座・コリドー街でも、価格を書いた看板が歩道に氾濫している。
ホテルも、ネットで価格&スペック比較、その時の利用目的に応じた選択が一般的。
各ホテル、他ホテルとの差別化に腐心しているが、顧客目線では大同小異と映っているのかも知れない
インテリアデザイン、ユニフォーム、客室アメニティ、備品類、社員の笑顔・・・・・、いろいろ工夫はしているも、、、、


より分かり易いことが求められる時代になった、と、強く感じている。
これって、コンサルにも当てはまるのだろうか???



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