PCワープロの弊害

中日、セ・リーグCS優勝
ピッチャーの層が厚いことが決め手だったと思うが、適宜打も出る。
興行的には、もう2試合位あった方が良かったのだろうが、選手が頑張りすぎた。


PCを使い始めて30年程度。
当初の日本語変換機能、PC性能も低く、変換がうまくいかないことが多かった。
このため、熟語を入力する際、単漢字で、音読み・訓読み、で読み替えることが多かった

例えば、鼓舞、こういった言葉、昔の変換では、まず出てこなかった。
工夫し、太鼓のコ、舞台のブ、それともマイか?、と、モグモグ言いながら、分割入力して、単漢字毎に、鼓、舞、と変換。
こういった状況が長く続き、かつPCワープロが仕事で必需品だった。
この習慣がつくと、日常の会話で本来の読み方が出てこず、知らず知らず、「コマイ」と言ってしまうことがあり、赤面してしまう
外で話をしていて、時として、同様の人を見かけるが、やはり、昔からPCを使い続けている人か?
麻生元首相も、未曾有、を「ミゾウユウ」と発言、失笑をかったことがあるが、もしかして麻生さん、同病??
現在の変換性能が普通と思っている人がうらやましい。
昔は本当に大変だったが、それでも、企画書作成時の校正・修正のメリットを考えると、PCを手離せなかった・・・・


もうひとつの弊害
メモとかの手書きで、漢字が出てこなくなる
漢字をPC画面で判断することが普通になり、イメージでは分かるのだけど、書けない
書き順なんて、とっくに忘れている。
こういった時代だからこそ、漢字ドリルがゲームで売れるのだろうか?
でも、あれも映像、ゲーム機で遊んでいる限り、手書きレベルで覚えることは難しいのではないだろうか。
つまり、読むことができても書くことができない。


弊害はまだまだある
昔、白い紙を埋めていく快感があった。
頭で考え・まとめ、それを紙に移していく。
この過程で推敲を重ね、間違ったら消しゴムで修正。
できるだけ消しゴムを使わない様に、脳みそを使う。
PCで書くと、修正は容易。
つい書きなぐってしまうし、考えを深めることもしないで、画面をパッとみた雰囲気で判断してしまう

で、プリントして、見直すと、まずい箇所がどんどん出てくる。
結果として、手書き同様の検討はできるのだが、修正が容易だから集中できない


同様の弊害
PC画面、サイズは様々だが、紙面はそのサイズで固定。
紙の場合、特殊な場合を除き、カードサイズからA3までを普通に使う。
つまり、その時の用途に応じて、サイズを使い分け、思考の枠は自由。
一方PC、拡大・縮小機能はあるも、いつも同じサイズ
これが思考へ与える影響、どうだろう?
グループでの検討、PCをネットワークでつなぎ、画面でのデータ交換ができる。
しかしながら、ホワイトボードで案件を検討する方法と比較してみると、意見の拡がりは明らかに異なり、ホワイトボードに軍配があがる
PC画面で作業すると、どうしてもまとめに入ってしまう


こういった特性を理解した上で、PCワープロを使うこととしよう。
しかしながら、永年ついた習慣は、なかなか修正できないことも事実・・・・



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