裏の工事現場のこと

事務所裏のビジネスホテル工事現場、1ヶ月以上の遅れで進んでいる。

RC、鉄筋コンクリート造りだから、現場仕事が多い。
現場打ちの杭、太くて間隔が狭い。
その作業が終わって、やれやれと思っていたら、頭部分を破砕機でカットしていたが、掘り進んで2m以上も壊していた。
おいおい、それってやり過ぎ?? と思っていたら、改めて型枠を造り、生コンを充填。
やはり、切り過ぎていた・・・・

破砕機の音、街なかの工事現場で使うこと珍しいが、3週間程度は、それはそれはうるさい現場だった。
外部からの電話で、幾度か、「なに、その騒音?」 と聞かれ、その度に説明した。
これが夏の暑い時期


その後、鉄筋工が来て、驚く位の鉄筋量で配筋。
地下土木工事と異なり、鉄筋工はスマートな体型の人が多い。
作業服も決まっている

鉄筋工のことを勝手に「鉄筋家族」と称し、記念撮影でパチリ


その後、型枠家族が集合。
どう見ても、沖縄からの出稼ぎ家族。
そういえば、沖縄では現場が少なく、首都圏への出稼ぎが多い、と聞いている。
沖縄の建築はRC造が主、腕が良く、引っ張りだこの模様。

確かに手際が良い。
地下工事、他の工種では、軟弱地盤の関係もあり、ここまで1ヶ月以上の遅れが生じていたが、この辺りから時間延長で頑張っていた。


先々週から、コンリート打ち。
15tミキサー車が40台/日×3日
先週は、30台/日×3日
で、今週は、ついに1階部分の床になる(はず)のコンクリートまでたどり着いた。
今週も、ミキサー車が30台/日×2日の予定となっており、昨日も打っていた。

地下工事が終わりに近づき、勝手に安心してしまった。


これまでの感想を総括
・建物設計者、何十年間後には必ずくる「取り壊し」のことを考えていない設計
 地下部分の鉄筋、コンクリート、信じられない位の量
 発注者は神奈川の私鉄、知っているのだろうか??
・設計前、計画地のボーリング調査、どの程度したのだろうか
 近隣説明用の図面を入手したが、工事途中で設計変更したことはあきらか
・計画地が狭隘、ということを差し引いても、現場が汚い
 安全面でも問題


これからも、気分転換の意味も兼ね、楽しませてくれることを期待している
隣のビルから、厳しくチェックされているとは、H工務店の人、知らないだろう・・・・・