八重山通信

八重山諸島石垣島
昨夜、梅雨の石垣島情報を少しまとめてみた。
八重山からの情報、昨夜のブログに書いた土田きくおさんが発する「小浜島情報」のことは、「イノー通信」という。
無断借用はまずいから、今日の話は「八重山通信」としよう。


夕食の約束は20時30分、石垣港近くのホテルを19時30分過ぎに出て、歩いて約束の場所に向かう。
お気に入りの石垣市公設市場那覇の公設市場と比較すると、規模はうんと小さいが、一定の雰囲気はある。

こんな感じ・・・・


で、それはそれで良いのだが、あの「小林旭」、7月に、石垣市で公演をするらしい。
小林旭、最近では、戸塚カントリークラブ(取り巻きとよく来ていた)でもそうだが、TVで全く見かけない。
が、地方ではそれなりに集客できるのだろう・・・・
そのポスターが、公設市場の入り口に貼ってあった。



昨夜のメキシコ料理の店、VAGABUNDO(バガブンド)、良かった。
24時までその店に居て、予定終了。
20:10から24:00まで滞在、その位、居心地が良かった。
主たる客層は地元の人であり、観光客はほとんど来ない店。


店の主人、島人ではなく、岐阜出身・・・
メキシコで、メキシコ料理の修業を2年、帰国後に大阪・北新地で、メキシコ料理の店を開店。
どういう訳か、今は石垣島でメキシコ料理の店をやっている、とのこと。


仕事柄、ついつい聞いてしまうが、ビジネスを続ける際の苦労は???
・求めるレベルの食材が入らない
 物によってはメキシコから取り寄せているものもあり、苦労している
・メニュー単価は、当地の経済力に合わせるため、おさえているため、売上対比原価率が高くなる
 品質を守ることを優先している、とのこと
・都会と異なり、入の流れに法則性がない
 想定する、食材の仕込み、アルバイトの手配、等々、
 たまにミスマッチあり、てんてこ舞い、地獄を見る日もある・・・・
 この業界ならではの苦しさ、良く分かる


この写真、23時過ぎ、男性は外して、女性中心でパチリ。



今回は、「ホテル嫌い病」に罹ることもなく、無事に朝を迎えることができた。
で、今日は、9時過ぎ、ホテルを出て、石垣蒲鉾の老舗を訪ねた。
前回は、石垣市公設市場の出店での調達だったが、今回は製造所。
復路の機内用のおつまみを調達することが目的。


この石垣蒲鉾
元来は、海人(漁師)が捕ってきた魚の余り物を保存食にするための知恵
当然のことだが、主たる原料、八重山産の魚肉のすり身となる、はず。
ところが、最近では、ベトナムを主たる産地とした、アジア産のイワシのすり身を輸入して作っているとか??


冷凍技術が進み、その日のうちに獲れた魚を捌かなくともよくなったし、人件費が上がり、島産の魚が高くなったため、かまぼこ材料にはできなくなった。
昔はもっと魚の味がしたが、今の蒲鉾は味が薄い。 
これらは、空港まで乗ったタクシーの運転手の弁。
そういえば、様々な野菜・海藻等を入れ込んだかまぼこ、数を売るため、味を変えるのはそのため??


このことを聞き込み、俄然興味がわいてきた。
で、帰りの空港のお土産店、数軒回って聞いてみた。
このかまぼこの材料は?
A店(おばちゃん)
「グルクンが良くとれるから、それが主原料さ〜」
 赤身のグルクン、本当かなぁ???
B店(若い娘さん)
「さぁ? 魚肉、って書いてあるけれど、なんだろう?」
C店(おばさん2人)
「なんだろうねぇ? 聞いたことないさ〜」
「いつも食べているのに、考えたことないね〜」
D店(若い娘さん)
「いろんなお魚のすり身ですよ〜」
 ある意味で正解か??


八重山かまぼこ、石垣かまぼこ、と銘打って売っている土産物、大手が2軒あり、そのシェアは高い様だ。
おつまみ用に買った店も、その老舗の1軒。
いずれの大手も、石垣港の近くに工場がある。


一般に、スーパーでも、主材料、素材の産地が明確に書かれている。
しかしながら、材料の一つとして「魚肉」とは書かれてあるが、産地(漁獲地)が書かれていない。
お土産の少ない石垣島、少しくらい高くなっても、地元産の魚をきちんと使った蒲鉾の方が、魅力があるのではないか
かまぼこ原料に関する真実は不明なれど、情報整理は必要
チャンスがあったら、このことを進言してみよう・・・・



http://www.timeandtide.co.jp/