HPについて、改めて考えてみた

昨夜、たまに行く店で友人と夕食を摂った。
食べ物屋、提供するものは安定が第一、とつくづく感じた。
瓶ビールあるよね、の質問に、「うちは生ビールです。」と、言う
 これは、ウソだった (今日は瓶ビールが無いんだな、と、好意的に解釈)
・仕方なく頼んだ生ビール、酸味があるし、ガスも不足
 昨夜、洗浄していない? 少し腐臭がする
 ビールは? 「一番搾りです。」 この品質での提供、キリンが怒るよ!  
・その後、冷蔵庫をみると、キリンラガー(小瓶)がある
 再オーダー、するも、グラス交換が無い
・看板のドライカレーご飯が全くダメ
 昨夜の残り物? と疑いたくなる様な代物
 ご飯好き、いつもは大盛り(お替りもあり)を食べる友人が、半分でストップ、怒っていた
 おすそ分け、最後まで食べたが、本当は残すべき品質


某日本酒醸造元の一族がウリ(?)、店舗HPにもしっかり書いている。
小川軒で修業し、2回程度の場所移動、現在の銀座日航ホテル裏に定着した店。
それなりに気にっていた店だけに、残念、もう、行かないだろうなぁ・・・



ところで、、、、

大方のホテルで作成している『HP』について、気になったことがあり、改めて考えてみた。

HPは、施設案内、予約の取り込み、イベント告知(集客)が主な目的
全体説明画面
・ブランド
 当該ホテルのポジショニングを説明
・施設写真
 施設内容、素晴らしさ、快適性を説明
 立地環境を説明
・交通説明
 自ホテルへのアプローチ
・イベント告知

予約画面
・目的別プランを説明
 主として、お買い得感を演出するプランが多い
・空室状況を表示
・予約を取り込む

このような画面構成が一般的だろう。


また、検索画面で、自社HPが検索キーにヒットする様に、複数のキーワードを、随所に埋め込むことも工夫のひとつ。
できるだけ、利用目的に応じて自社HPがヒットする工夫が必要となる。


インターネットエージェントの画面は平面的、提供残室数、最高価格、最低価格、といったキーでのリスティングになり、団子状態から抜け出すことができない
コミッションも発生するため、できるだけ、自社HPへ誘導したい。


アップルの前CEOのジョブス、自社製品の発表会でのストーリー語りに定評がある。
製品を使うことで、顧客にとって、どの様に楽しむことができるのか、またメリットがあるか、ストーリーを語る、という。


このことを、ホテルHPに置き換えてみよう。
ホテル、競合施設との相対比較は宿命、立地を選んだ後、どの様な理由でホテル選択がなされるのか?

提供価格、基本機能の説明は当然必要であろうが、当該ホテルを利用、滞在中の楽しみ方、これをストーリーだてて説明するHPを探してみたが、これがあるのは希少。


出張での利用時価格・立地が最優先、が多いと思う。
それでも、朝食が美味しいから、少し位高くともそのホテルを選ぶ、という顧客も多々いることも事実。
できるビジネスマン、一日の初めである「朝食」を大事にする(と、信じている)。


リゾート施設ではどうだろう?
これは、ビジネス利用とは明白に異なる、といえる。   
このタイプの施設、ストーリー仕立てでの楽しみ方、をHPで提案すること、絶対に必要だろう。
想定する顧客の目線で、何ができるのか、何を提供してくれるのか、どの様に楽しむことができるのか、素材はなにか、等々を表現すること。
ただし、実力以上のストーリーを書いてしまうと、顧客期待を裏切ることとなることに注意


予算の関係か、ツギハギ状態になっているHPを見かけるが、これは論外。
階層のなかに入っていくと、帰って来れない、画面によってデザインが異なる、といった状態。

また、スタッフブログを組み込んでいるHP、自社顧客目線を考えて書いているのか? と疑いたくなる様なものも論外。
絵文字の使用にはくれぐれも注意しよう。



先日、マーケティングおよびWEBデザインに長けている人と話をする機会があったが、いろいろ面白い話を聞くことができた。
と、自社HPのことが妙に気になってきた・・・


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