経営分析の勉強・・・

台湾・総統選挙、 現職が、80万票差で勝利した。
中国との経済関係を含め、更なる関係強化につながることだろう。
外交技にたけた中国、経済力もつけ、盤石か・・・



ところで、、、
後輩から相談あり
損益分岐点」「限界利益」「損益分岐点比率」、および関連項目を、わかり易く説明してくれ、とのこと。
講習会での勉強で、講師が言う内容がわからない???



いずれも、収益性分析で用いる手法
説明をどの様にするか、金曜日から考えていた。
言葉、ビジュアル(グラフ)ではなんとなく分かるが、数式の意味が全く? とのこと。
数式、ひと言でいえば、公式として、覚えるしかない。
入り口で躓くと、苦手意識が先行し、その後の活用ステージまでに至らない


流れからすると、限界利益損益分岐点損益分岐点比率かなぁ、と考え、資料作成した。
昨日、事務所で下書きし、銀座ロックフィッシュで、ハイボールを飲みながら、校正。
数式の構成・意味を、視点を変え、いろいろ書いていたら、8ページ。
最後まで読んでくれるのか、心配・・・・



限界利益、これは言葉が難しい。
経営学用語のMarginal Profitを日本語に直訳したものであり、言葉として難解だし、こなれていない。
意味としては、売上高が1単位増えたときに増える利益、のこと。
それが、なぜ「限界利益」という言葉になる、のだろう? と自分も思う。

また、限界利益(率)、固定費を所与のものとしてみており、変動費分析には有効だが、固定費を含めた総費用管理・分析には、限界(?!)がある


売上増が困難な現在、原価・経費管理(=削減)が、収益改善の主たる手法となっている場合が多い。
経営の安全性を高めるためにも、損益分岐点比率の改善が必要であることは当然。
売上減への体力をつけるためにも必要。

ただし、必要な経費(往々にして変動費)を絞って出した利益、社員が消耗するし、中期的にみればマイナス効果となる。
過去に、この事例を何回もみているが、モチベーション・ロイヤリティの低下が著しい



経営学会計学等の関連学問を勉強していない、多くのホテルマンが現実の姿。
つまり、専門用語の講習をすることも大事だが、専門用語・算式を理解させることは、趣旨としては理解するも、難易度は非常に高い。


対応策として、、、
これらの数値を算出する技術は、その道の専門家(ただし、社内)に任せる
結果数値を示し、その意味を説明、各現場での具体的な対応・改善策を検討させ、実行させる


もちろん、コンサル稼業、こういった講習会を開催してくれれば、仕事も増えるが、実効はどうだろう??
意識変革を含め、継続的な効果、多くを期待できないのではないだろうか・・・


当然のことながら、マネジメント層は、専門用語としても理解していることが前提。
『読み・書き・算盤が嫌いだから、ホテル屋になった。』、という言葉、マネジメントには通用しない



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