運営の基本がどこかに??

大相撲5月場所、面白かった。
それにしても残念な「稀勢の里」の14・15日戦、千秋楽でも琴奨菊に完敗した。。。

白鵬」強いことに変わりはないが、千秋楽の日馬富士戦、14日の稀勢の里vs白鵬戦とは異なる
 産経新聞HPより転載



ところで、、、、
最近、宿泊主体(特化)型ホテルにはまっている。
先週金曜日、後発ホテルチェーンが展開するホテルに宿泊。
この10年でホテル数を伸ばしたホテルチェーン。
1階にコンビニ、宿泊者が買い物する姿、多々あり。


ネット安値で予約。
チェックインは機械精算、すんなり手続き終了。
フロントカウンターには、数種類のフルーツ系紅茶、インスタントコーヒー、緑茶類をセット、セレクト可能。
加えて、ミルク、シュガーもある。
ミルク、この手のホテルでは珍しい、コーヒーフレッシュ


客室でのこと。
備え付けの陶器製カップでコーヒーを、と思い、カップを取り出した。
念のため、カップを光に当ててみると、底部にオリがベッタリ残っている。
ミルクの残滓だった。
粉ミルクもそうだが、コーヒーフレッシュを使うと、カップに残滓が必ず残る。
このため、カップ類の洗浄には特に気をつけなければならない注意点。
品質をあげようとしていることは理解するも、全体工程を考慮しない場合、配慮がアダになる。


このクラスのホテル、客室備え付けのカップ・グラス類の洗浄、ハウスキーパーが客室内水場で洗い、そのままセットすることが多い。
念のため、チェックアウト時、ハウスキーパーの作業場を覗いてみたが、什器類を回収をしていないため、同様だと考える。
300室弱の客室のうち、13㎡強のシングルが280室のホテル、宿泊階のハウスキーパーが持つルームリストをみると、ほぼ満室、7割強の客室が2名利用だったことは、おいておくが。。。。
ホテルを出る時、フロントインチャージにこの事実を告げ、次回の改善を期待している。


コスト削減の一環だろうが、衛生・清潔という点では明らかに劣る
リネンカートに、什器洗浄後の拭きあげ専用リネンを用意していることもほとんどない。
つまり、客室内のリネン(使用後リネン?)で水気をとり、再セットということか。


前2回ブログに、フロントスタッフが、自分の販売する客室品質に思いが至っているか? という疑問を書いた。
多くのフロントスタッフ、単なるチェックイン・チェックアウト作業に終始している姿が気になっている。
客室清掃は別の人の仕事、自分はフロント作業のみ、では、真の顧客満足を得ることはできない
フロントスタッフにも、全客室を頭割りし、責任をもって品質チェックするフローを設定する必要があるのではないか?
それがあって始めて、自信と責任をもって、顧客を客室へ案内することができる。


sanitalized、というカバーペーパー、懐かしい言葉。
使用済みの客室内陶器・グラス・シルバー類をコンテナにつめ、スチュワードへ下ろし、そこからの洗浄済什器類をセットする、ことは、ホテルとして当然の作業の一環。
最近は、そうでもないホテルが多くある、という事実。
宿泊特化型ホテル、料飲部門を持たない、あるいは外部委託、がほとんど。
結果、ホテルスタッフに料飲部門出身がいないことになるため、食器洗浄ということに思いがいかないことも理由のひとつかもしれない。



石垣島にある、ホテル、楽天等のネット評価も高い。
地元のおばあが調理する朝食込みの客室販売、提供価格の低い宿泊主体型ホテル。
1階バックヤードに食器洗浄機を設置、朝食対応を終えたスタッフが、客室から回収した什器類を洗浄・乾燥、処理済什器類を移送コンテナへ、と作業している。
つまり、やればできる、意識の問題、と理解している。


運営コスト削減、必要なことではなるが、超えてはならない線を守ってのコスト削減では? と感じた、残念な事実。。。。


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