ホテルの会計って? その3

今日の仕事はおしまい
今日は色々動いた・・・
早く結果を出したい!!


ホテル会計の主流はユニフォームシステムになってきた。
名称が表す様に、ホテルの実績を横断的に比較可能となる良いシステムだと考えるし、その導入が進むことは、自ホテルのポジション検証をすることにも利することであろう。
特に、ホテルの『経営と運営の分離』が進んでいる現在、必須の会計システムだと考える。


でも、折に触れて色々、難しく(?!)解説・説明されているけれど、どーなんだろう??
ユニフォームシステムをひと言で言えば、単なる『部門別管理会計』だと思う。
ただし、この会計手法を、そのものの解説本、あるいは単に社内で学んだ人と、簿記・会計理論を学習・理解した後に学んだ人とは、自ずと異なると考える。
つまり、簿記・会計理論を知らないで、この教育を受けると、なにやらたいそうなものを伝授されたと感じてしまう様だ。
特に、おヒゲを生やした人から学んだケースにその傾向が強い。


自分は、ユニフォームシステムを特殊は手法とは決して考えていない。
業種別会計が色々ある様に、単なるホテル向けの国際基準(といっても、アメリカでの基準)だと考えるし、難しくない。
このテーマで講義を受ける前に、『漫画でわかる簿記』クラスの本で簿記を学び、かつきちんと理解していれば良い。

「読み・書き・ソロバンが嫌いだからホテル屋になった。」、という話を良く聞く。
しかしながら、上位職になればなるほど数字が必要となり、自ホテルの置かれた状況を冷静に数値で判断するためには、ユニフォームシステムで計算された内容に対する正しい理解が必須となる。

一方、ユニフォームシステムも版を重ねる毎に内容が変化しているし、改訂サイクルが短くなっている。
この改訂は、その時の要請に基づくものとはいえ、胴元であるアメリカでの事情が多分にある。
多くの名ホテルチェーンが投資家の手に渡り、『良いサービスで顧客満足を得ることが・・・』といった古き良き時代のホテルではなく、単なる投資対象になった結果?


会計システムの話とは別に、『利益のでないホテルは存続できない。』、といった現実も理解しながら、併せて考える必要がある。

みなさん、まずはホテル屋の基礎知識として、会計の基本である『簿記』を勉強・理解して自分の軸足をきちんと持つ様にしよう!!


今日は、妙に真面目な話をしてしまったけれど、これって、お昼に真面目に仕事をした結果なのだろうか???


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