道具の正しい使い方??

いよいよ梅雨??
昨日は少々寒かったけれど、今日からの予報は28〜30度・・・
さぞかし不快指数が上がることだろう。
そうそう、Wカップ、日本勝ったねぇ。
何はともあれ、岡ちゃん、随分叩かれていたから、良かった、良かった。


株式市場で、アルゴリズムを利用した裁定取引(?)があると聞く。
(でも、間違っていたらごめんなさい。)
株式相場は、為替をはじめ、多様な要素を織り込んだシステムによる自動売買が導入され、一斉に同じ方向を向く傾向が強いと感じる。
当然、投資家によって組み込んでいる要素が異なり、投資姿勢にも差があるだろう。
それでも、一斉に同じ方向を向くことが多々あるということは、そういうことだろう。
(自分自身、方向を読み違えて厳しい状況になっている・・・・)
しかも、東証ではシステムの処理速度が格段に速くなったので、そのスピードに拍車がかかっている。
人が、相場の流れをみながら各種要素を織り込んで発注する、というスピードではないため、投資家側もシステム化(自動発注)せざるを得ない。
個人投資家は相場のスピードについて行けないし、機関投資家も損得の動きが激しいと聞く。
電子化したパチンコと一緒?!


一方、ホテル業界では『イールドマネジメント』システムの導入が大流行している。
カッコいいものね・・・
客室販売に限ったことで、話を続けることにしよう。
同地域のホテルが、同様のソフトウェアを使ってそれを始めた場合、どうなるのだろう??
需要が強い場所だとしても、同ランクのホテルが同一の行動を一斉に取ったら?
低稼働の日、曜日に、同様の需要をすくう料金提示をしたら?
同地域のホテルが一斉にそれをしたら??
それでも予約が入らず、更に下値を出すことをシステムが「自動的」にしたら??
これが、需要の低い地域で起こったら??
(ただし、これら一連の作業を完全自動化しているシステムはないだろうけれど、考え方としては当然成立する。)

そういう状況が現出した場合、株式取引とかぶるものがある・・・


大阪での経験、直線距離にして100m、ほぼ同地域における『ラグジュアリーホテルの成立可否』に関するコンサルタントのレポートをみるチャンスがあったが、半年の間で2件、正反対のレポートを書いていた。
しかも超大手の有名コンサルが・・・・
どーいうこと? ひどいなぁ?! って、その当時は感じた。
が、これは、ある意味でコンサル業務発注側の意志が働いていたのかもしれない。
(自分的には、正義でないと感じる。)


目的を達成するために用いる道具が正しく機能するか否かは、使い手の意識にかかっている。
コンサルタントの起用も同様かもしれない。
つまり、使う人がきちんとした考え・方向性を持ち、足りない部分を道具で、コンサルで、補う、ということが必要であろう・・・・


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