参考事例の調査は必須

カップ、ブラジル/コートジボワール戦、NHKで放映していたけれど、面白い。
つい、見入ってしまった。
日本の次の試合、25日3:30〜 今の放送と同様の時間帯か? こりゃ、大変だ。
全米オープン、7時からの放映、これは観ることできないなぁ・・・
前日までの成績、石川、少し落としたけれど、まだまだいける。
タイガーウッズ、さすが、としか言いようがない内容。


そうそう、親友のえっちゃん、いつも、ブログの、誤字・つづり・表現等の間違いを、携帯メールでそっと教えてくれてありがとう。 
多謝、多謝
即、修正しています。
朝、あまり明るくない室内で、大きいけれど、解像度の低いスクリーン(本当は老眼??)で書いている
その上、5:40位になると、「朝食です。」とプッシュ
結果、マキが入ってしまい・・・
ルーズな執筆者につく厳しい編集者、といった緊張感のある関係!
これからも宜しくお願いします!!


さぁ、お礼を言ったところで、今日のテーマ。


ホテル事業企画をする際、企画内容の基礎はどうしても企画者の生活体験、業務体験に負うところ大だと思う。
言い方を変えれば、企画者の生活圏から抜け出せない、ということである。
いつもビジネスホテルを利用している人に、ラグジュアリーホテルの企画ができるのだろうか?
いつもチェーン店の居酒屋を利用している人に、ホテル・メインダイニングの企画ができるのだろうか?
リゾートホテルの場合、それは顕著である。
日常的にリゾートホテルを使いまたそれが好きな人と、そうでない人、この違いは明らか。
また、複数人での企画の場合、声が大きい、説得力のある説明、高段位、の人にリードされることになる。
しかも、社内説明のため、『縦・横・斜め・後ろ』から攻められても論理矛盾が起きない様な企画になってしまう。
結果として、ややもすると、論理重視、感情・感性の部分が抜け落ちた凡庸なものになってしまう。

ホテルもさることながらリゾート施設は、運営管理の視点だけでなく、感性の効用が極めて大きい。
顧客評価は、ホテルグレードが上がれば上がるほど、感性での評価部分が大きくなってくる。


前職でも良く見聞きしたこと。
現場に対して、ロジック150%で攻めると、現場の責任者は黙る。
「そりゃ、そーさ。 始めはちゃんと聞いていても、揚げ足をとる様な状態が続くと、次第にクレーマーの相手をしている様な気になってくるもの・・・。」
特に、厳しい状況が続いている昨今、次年度予算協議の際、それが顕著になる。
『ロジック60%、よーしやってやろう!という意志が40%』位が、現実にはちょうど良い案配なのかもしれない。


企画開発担当者も例外ではない。
事業には、変動リスクが必ずある。
これまでの経験で得たもの、それは、
『今の決定はいくら考え抜かれたものであっても、所詮これまでの経験をふまえた内容。また、担当した企画者の能力の違いによる限界もある。将来起こりうるリスクを吸収できない企画は正ではない。』ということだ。
確かに、将来リスクをどの程度織り込むか、は、直近の事業性評価に大きな影響を与える。
しかしながら、これをネグると、先の人にリスクをバトンタッチしてしまうことになる。
誰も、このようなバトンは受け取りたくない。
当たり前だよね。
企画屋は、企画を通してお終い、ではない。
その後、長期間の運営が控えていることを肝に銘じるべき。
その場を取り繕った企画は必ず破綻する、ということは、数々の失敗事例が証明している。


失敗しないために何をするべきか?
先輩の意見を謙虚な気持ちで聞く
可能な限り多くの参考・先行事例を、開業から現在の姿を段階を追って検証する、というように歴史を学ぶ
しかも、時代の流れをこれに織り込み評価することが必要
事例を、事業者、施設設計者、オペレータ等の主要関係者が同一のツアーを組んで見聞し、感性と共に共有する、ということだろう。
この、感性の共有は、実務担当者レベルで構成することが必須であり、意志決定者はできれば、ということ。
思いついた様に会議に参加する意志決定レベルではなく、常に知恵を絞る実務担当者を主役にした仕立てが必要。
ややもすると、最新の話題性のある施設をみて、良いとこ取りをする、という姑息な手段をとる場合が多いが、これは間違い。
単なる静止点の評価を取り込んだだけのものであり、猿まねの域を出ない。

今の経済計算が、この先何年継続できるか、多分、最長で5年が良いところだろう。
時代の変化に対応する余裕、それは期に分けた開発でも良いし、どこかに余裕を持たせた計画でも良い。
何れにしても、ハード、ソフト、何れの部分にもそういった行間を持たせた企画・計画をするべきであろう。


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