天気・天候・気候、って?

カップ

オランダvsウルグアイ 後半の20分、動いた・動いた・・・
ロスタイムのウルグアイの得点も良かった!
やはり、一次予選と異なり一本勝負の決勝戦、面白い。
国旗をしょったプレィは、商業ベースと異なる緊張感がある。


天気予報、毎朝TVで確認している。
しかも早起きだから、5時と出勤前の8時で、天気予報が変化していることに気づくこともある。
ある意味で、そのくらい正確に出てくる様になったのだろう。
それでも、ピンスポットで出現する「ゲリラ豪雨」には対応できているとは思えない。
なんせ、ゲリラだから、捕まえることができない?!


昔、『ヤン坊・マー坊の天気予報』があったが、あれはスポンサーがヤンマー農機だったから、農家向?
今でも、テーマ曲を歌うことができる位、頭にすり込まれている。
家族みんなで観ていた。
今では、インターネットにもでている様で、うれしくなってくる。
キャラクターが一段と可愛くなった??


「弁当忘れても傘忘れるな!」という言葉、和歌山・日高市出身の人からも聞いたし、輪島出身の人からも聞いた。
全国的にそういうことがあるのだろう。
その地域は天気が変わりやすい、ということと天気予報の精度が低かった、ということの複合原因?


今では、天気予報はビジネスとして広範囲に影響を与える重要な仕事。
何時?、今日、明日、週間、月間、四半期、年間、翌年・・・・
短期では、建築現場、運動会、もちろん会社へ行く、学校へ行く、、、、
長期では、穀物相場、損保が提供している天候保険、海洋ビジネス、様々な場面で、それぞれの目的で使われている。
提供する方は、予報精度を上げるため、各種衛星を打ち上げ、基礎となる海洋調査が行われている。


ホテルでも、横浜Rホテル、地上高210m以上から客室という高層故に客室の窓が雲で隠れる場合がある。
『富士山が見えなかったら、宿泊代が・・・、』という面白い宿泊プランがあった。
(今でも設定されているのかどうかは知らない。)
あれも、天気・天候予報のお世話になっていたと思う。
電気量販店でも雨の日は特価品を出しているし、街なかの飲食店でも雨降り日の集客を図るために様々な企画がある。

それらの企画コストを予測するためにも正確な予報が必要となる。


ところで、ホテル事業からみた場合の天気予報はどのような位置づけになるのだろうか?
運営の現場では様々な要求に基づき使われている。
・外部チャペルの場合、催行準備
・料飲施設の入り込み予測
・外壁清掃日の調整
・空調管理のための基礎データ
などなど・・・


気象の地域特性もホテル事業企画において重要な要素となる。
ホテルコンセプトを決定する際の立地特性には当然のことながら気象特性が加味される。
また、空調、これは宿泊施設としての生命線。
温度設定能力、湿度管理等、気象の違いにより空調システムの設計が異なる。
イニシャルコストにも影響を与える。
このため、過去10年間程度の天候・気象を検証し、また昨今の温暖化を織り込んだ設計となる。
リゾート施設の場合、降雨量、雨天日数、に加え、荒天対策が施設計画において重要となる。


ところで、天気、天候、気候と異なる表現、正しく使っているかなぁ?
・天気 任意の時刻の気象状態
・天候 数日間以上の天気の状態
・気候 長期にわたる気象状態の平均値(普通、38年間の平均値をいう)
広辞苑を簡単にまとめると、このようになる。
これで整理すると、毎日みている『天気予報』は、天気、天候の予報となる。
時として長期予報もあるが、これは『天候予報』??
NHKでは、『天気予報』ではなく『気象情報』と表現している、さすが!


こういったことを考えていると、単なる天気の予報?としてみていたものが俄然楽しくなる。
各々の業界(?)には、それぞれのノウハウがある。
気象情報業界(?)のノウハウ、確実に進化している。
これからは、言葉も正しく使い分ける様に気をつけよう・・・・


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