会計の目的・手法??

阪神が負けて、中日M1、ほぼ確定だなぁ
で、2位争いか・・・・
今週は、LPGAツアー公式戦「日本女子オープン」も開催。
大利根CCは、何回もプレイしたことがあるから、コースも良く分かる。
プロ野球と共に、週末を楽しむことができる。


ホテルの現場で作成・実施される会計の種類・目的をあげてみよう。
売上、原価、経費の集計
 毎日の作業であり、実績を集計確定する
 この過程で、BSへ計上する科目明細(口座別管理等)の確定も併せて行う、
実績分析
 FBCも当然の様に含まれる
予実算管理
 部門別予算に則り、達成度・差異分析
債権、債務管理
 売掛金請求、買掛金支払、仮勘定管理等がある
実績分析
 原価・経費構造、人件費、水道光熱費等の実態分析および改善
資産管理
 各種倉庫品、現場管理品、OE等、多品種・多岐にわたる資産を管理
財務、経営管理
 資金の効率的管理、経営指標による事業管理

管理、という言葉を多用しすぎているが、目的としては、こんなところだろう。


この会計手法、ホテルの規模、タイプにより、基本部分を除き、優先順位をつける必要がある。
大きく分けて、ホテルと旅館では業態が異なるため、同一手法による事業管理はかなり無理がある。
同様に、宿泊特化型・主体型ホテルと総合都市型ホテルでは、明らかに異なる。


会計の基本は、勘定科目体系の整備にある。
次いで、各種の帳票類の設計となる。

大型ホテルの勘定科目体系・管理手法等を宿泊特化型ホテルへ当てはめても、現場の負担が増すばかりで、相対メリットが出てこない。
会計管理の深度、しつこさは、ホテル規模に比例する、と考える。
運営責任者が周囲を見渡せば、大方の現象が把握できる宿泊特化型ホテル、いたずらに経理メッシュを細かくして現場負担を増すよりも、すっきりさせ、空いた時間を営業活動に、かつ、現場責任者教育にあてることが求められる。
逆に、組織が複雑に入り組んだ総合都市型ホテル、これは、数値による管理をしつこくかつ深くせざるを得ない。
要するに、運営責任者の目のとどき方によって、管理手法が異なるということ。


テルチェーンの様に複数ホテルの事業管理をする場合、当然のことながら、横断比較ということを想定するため、一定のルール化は必須となる。
また、経年比較という命題もあり、導入決定した勘定科目体系を、短期間変更するということも馴染まない。


本部管理が容易になる様、という目的で、勘定科目および集計表等を無理矢理に統一すると、現場の負担増、本部への恨みがつのることとなり、社員ロイヤリティ低下は必定。
一方的に押しつけるチェーンに限って、『 情報は Both Way が大原則、双方にメリットが必要。』ということを忘れ、現場が大汗かいて作成した分厚い資料が本部でどの様に使われているか、現場は疑心暗鬼におちいる。

異なる業態が親会社であるホテルの場合、往々にして親会社の会計処理・思想を押しつけられることとなるが、これが大きな間違い。
例えでよく使われる「コーヒー一杯売っていくら」の商売が基本であるホテル、それなりにノウハウが要求されるし、ホテル業の管理会計手法は既に確立されている。


作成する目的を明確にし、作成された各種帳票類を読み込み分析する能力および体制の整備、結果を現場へフィードバックするルール、などなど総合的な検討が必要となる。
本部と現場、双方にとってメリットのある会計管理手法の設計が求められる所以であろう
こういった仕事、得意なんだけど・・・・


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