ビーチリゾート その2

数寄屋橋サンボア、昨夜から営業している。
18日のレセプションでは、つい長居をしてしまった。
銀座5〜7丁目のサンボア出身者の店、スタンプラリーを企画したらどうだろう??
いずれにしても、良い結果を出して欲しい。


前回、ブセナのことをまとめてみた。
ブセナは、部瀬名という地名をカタカナおきしたもの。
漢字で書くと硬いし、企画当初に地名を聞いた時、オシャレじゃないな、と感じたが、慣れてくるとそうでもない。


今日は、昔から気に入っていた「はいむるぶし」のことを、お昼休みに、サクッとまとめてみよう。
石垣島から高速船で、30分程度の場所に小浜島がある。
この小浜島、NHK連ドラ『ちゅらさん』で有名になったが、それまでは、ヤマハリゾートが経営する「はいむるぶし」というビーチリゾートがあり、リゾート好きに知られた島だった。
開業して30年程度経過している。
リゾートに理解と興味があり、かつ資金豊富だった、ヤマハが開発した、日本のリゾートらしからぬ規模・企画を誇っていた。
現在は、ヤマハリゾート国内4施設を三井不動産系が所有経営している。


「はいむるぶし」を、初めて訪れたのは、もう25年も前のこと。
東京からの直行便はなく、那覇空港で離島便へ乗り換え。
しかも、離島専用ターミナルがあり、航空会社は、旧南西航空(現在のJTA)。
このころは、遠くへ来たなぁ、と実感できる仕立てだった。
飛行機は、もちろんYS−11
石垣空港に着いたら車で石垣港へ
今と異なり、石垣港は小さな施設、船もそれなりに時間がかかったが、リゾートとしての期待感は膨らむ。
一度行くとやみつきになり、仕事、遊びと、その時の目的は異なったが、ずいぶん通った。
ハワイの同種施設にヒケをとらない仕上がりの良さ。
ただし、ゴルフコースが無いのが難点、これがあれば鬼に金棒、と思っていた。
ここへ来る時は、海で遊ぶ以外はなにもしない、という決意が必要。


この施設の特徴は次の通り。
・ブセナ同様、敷地面積40万平米と、面の展開の広さ
・ランドスケーピングが良いこと
・客室施設の多様性
 さすがに、ハイビスカス棟という一番古い客室の競争力は無くなっているが・・・
・ダイビング客が求める施設を準備
ヤマハ製の、ランドカー、マリンジェット、モーターボート等が贅沢に使われている
・ロビーコンサートの充実


気になったのは、食事が高いこと。
夕食はコースのみで、最低でも4千円程度から上。
飲み物を入れると、夕食/1人分で、8千〜1万円程度は必要。
連泊する施設であり、これが一番の難点だった。
今は変わってきたが、その当時、館外には競合もなく、もちろんコンビニも無い。
2回目以降は、石垣島のスーパーで、食料、泡盛、缶ビール等を仕入れ、食事の高さに対して自衛した。


評判の良いロビーコンサート、土田さん、という名物ミュージシャンがいる。
大分出身だけど、今では小浜島暮らし。
東京・関西、他で、毎年「いのーコンサート』をする位、ファンも付いている。
世話役は、はいむるぶし・土田さんにはまった女性が中心。
若い時、「はいむるぶし」へ行き、その虜になり、その後結婚して子供を連れてくる、というサイクルが定着している様なロイヤルカスタマーを多く持っている
これも、「はいむるぶし」の特徴のひとつ


2年前、久しぶりに「はいむるぶし」へ行ったが、ロビー周り、レストラン、等がかなり変わっていた。
客室も20室程度、新設されていた。
うーん・・・・


今は、「はいむるぶし」に隣接して、「南西楽園・小浜リゾート&スパ(旧ハピラパナ)」がある。
ゴルフ場もでき、島としてのリゾート価値は上がっている。

これらは、弊社の先代が、開発許認可取得、ゴルフ場造成、一期の宿泊・センター棟を施工した。

ゴルフ場には、石垣島から連絡船に乗ってゴルフ客がやって来るのも特徴のひとつ。


平面展開の大型リゾート施設、沖縄には、はいむるぶし、ブセナ、オクマリゾート、カヌチャベイ、とあるが、企画時期だけではない、知恵・企画力の差が微妙に出てくるのが面白い
リゾート施設の企画は、リゾート好きでないと務まらない、というのが持論・・・・



http://www.timeandtide.co.jp/