上海の風 その2

「あかつき」が今日、金星へ・・・・
逆噴射の運用技術がポイント、とのこと。
はやぶさ」に継いで成功して欲しい。


NHKのニュースについで、上海でも『てっぱん家族』を楽しんだ。
NHK朝ドラ、ずっと観ているが、てっぱん家族の主人公、見た感じも行動も知っている人に良く似ており、さらに興味がつのる。


ひき続き、上海

昨日に続き、新しいホテルを見て回った。
経済好調の上海には、インターナショナルオペレータ、様々なマーケットポジションで出店している。
以前のアジア、シンガポールおよび香港がそういう状態だったが、今の上海も同様。
良好な経済と万博景気だろうが、ポジションの違いによる施設品質の差はあるも、ブランド別の特徴を感じない。

開発時期が近いと、その時代の趣向が似通ってくる、そういったことも一因なのだとは思うが・・・・

施設見学写真、最初にホテル玄関を写しておかないと、後で編集する時、間違ってしまうような状況。


こういった状況下、戦後の接収施設を招待所に変えた、昔からある「XX賓館」、良好な施設環境を含め、各々に歴史的な特徴がある。
ただし、使い勝手は決して良くないし、外人にとってのサービス品質にやや難あることも事実。
加えて、施設管理にも相対的に多額の費用が必要になることは当然。
このあたりの調整が必要であるが、総合的に存在価値は確実にある。


ホテルには、一定の歴史が必要、それがブランドの違いを出す近道か???
建築時期が集中している上海でのホテル企画、現状を踏まえた検討が必要、と強く感じた。


前職の会社が最近開業したホテル、開業後の姿を初めて見学。
ホテル事業主は大手の地元デベロッパーであり、勢いがある。
開発区域内に、レジデンス棟、オフィス棟、ホテル棟等、計4棟の大型高層施設を仕上げた実力は評価するべき。
ホテル開業準備期間、事業主と前職会社の間には様々なことがあったが、良く仕上がっている。
施設を担当したS君、設計サポートに頑張っている姿を在職時みていたが、若干のコメントはあるも、成果を出している。
事業主も、S君の働きを大変評価、きめ細かいサポートをする辺りが日系オペレータのポイント。
運営準備を本社からサポートしたA君、彼も良くやっていたし、これも同様。

良き後輩の業務成果をみることができ、幸せ気分!!



ホテル以外、今回は新しい大型商業施設も併せてみた。
ホテルと同様、残念ながら、これらに特徴がない。
テナントリーシングに若干の違いはあるも、差異を感じないのはどうしてだろうか?
やはり、開発時期が近いからなのだろうか??
写真をとる気にもならなかった・・・



併せて、同行者の薦めもあり、古民家街を商業施設に変えたエリアをみた。

狭い路地、レンガ造りの古民家群、写真を撮り難い場所だったが、何とか写してみた・・・・
ここは、行政が中心となって開発したとのこと。
個別店舗の経営者には日本人も交じっており、非常に面白い企画。
日本人観光客も入っているし、その他の国の人達、寒い上海にも関わらず、様々。
こういった企画、上海市が歴史的建造物として認定した施設で随所にみることができる。
開発と同時に歴史保存を考える行政の姿、先進国の失敗を分析、自国に役立てる『後追い』ならではの結果優位性がある



今回の研究では、現地の人達からヒアリングもした。
食事を伴いながらのヒアリングも数回したが、地元の人達と行く中華は美味しい
日本人の好みを、それなりに知っているし、それらに加え、特徴ある地元料理を合わせてくれることがうれしい。


焼いた「小籠包」、蒸しと焼きを選択、ということで、経験のない『焼き」を併せて所望した。

日本で言う『肉まん』の様、大変美味しかった。
手前のお皿のなかに、鳥さんの横顔が写っているが、これは山鳩料理、当然のことながら美味。
20年前、香港で山鳩は良く食べたが、それを思い出す味だった。



昨夜の夕食、観光客にも有名な四川料理の店、一度試したいと思っていた良店。


上海在の中国人夫妻と同行者の4人で食事。
広州出身、欧米某コンサル会社勤務の聡明な奥様、MBA取得を目指して勉強中、とのこと。
食後、4人で記念撮影したが、本人達の強い希望により、アップ断念。


店を出て、目に入った銘板

美味しかったから、必ず帰ってくるよ」、という意味らしいが、その通りかな、と納得した。



観光のような調査・研究ツアーだったが、同行者の適切なアドバイスもあり、最新の上海、よく理解できた。
ただし、上海は『活火山都市』、常に動いていることを忘れてはならない
真実をみつけ、それを具現できれば、上海蟹の様に強い・・・・・


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