地方都市は?
日米演習に韓国がオブザーバーで参加
米韓演習には、日本がオブザーバー参加していたが、米軍事力を軸とし、日米韓が協力する地域安定化が必要、ということは変わっていない。
日本の国境防衛、北の防衛もさることながら、東シナ海方面がより重要になっている。
自衛隊・米軍基地の公平な地域負担を含め、議論を深め、早く方向性を決定して欲しい。
ところで、東京への集中、また、地域拠点への一極集中、これが進んでいることを感じていたが、具体的な事例かな? と思われること、ひとつ発見した。
前職時代、昭文社発行の地図「全国ビジネスマップ(主要都市)』2001年版(第1版・初版)を購入し、良く使っていた。
国内、リゾートを除くホテル展開、この本に掲載されていない都市・地域では事業化困難、と常に言っていた。
先日、書店で、この続版(2008年版)を購入して驚いた。
掲載されている都市数、67都市→29都市、となっている。
一部、近くの大都市に組み込まれた市もあるが、なぜ???
この地図本、主としてビジネスマンが使用していると考えられる。
と、いうことは、前版から削除された都市、往来するビジネスマンが減少しているということ?
インターネットでのデジタル地図が無料で使えるため、印刷物としての地図本需要が減少していることもあるが、それでも、そういうこと?
出版社もビジネス、不要あるいは要求の少ない都市は割愛することは当然。
地図会社が提供する「無料サービスのデジタル地図」、このサービスにより、利用されている地域を、地図提供会社が把握することが可能だと思う。
この結果が、これらの出版物に反映されていることは明らか。
具体的にみてみよう。(細かい区別は省略)
北海道
札幌、函館、旭川
→ 札幌、小樽
東 北
青森、弘前、八戸、盛岡、仙台、秋田、山形、福島、郡山
→ 仙台
関 東
東京主要部(10カ所)、横浜(3カ所)、川崎、鎌倉、千葉、幕張
さいたま新都心、浦和、水戸、宇都宮、前橋、高崎
→東京主要部(15カ所)、さいたま、千葉、横浜(5カ所)、川崎
甲信越
新潟、甲府、長野、松本
→新潟、長野
東 海
静岡、浜松、名古屋(3カ所)、豊橋、豊田、岐阜、津、四日市
→静岡、浜松、名古屋(5カ所)
北 陸
富山、金沢、福井
→金沢
近 畿
大津、京都、御所、大阪(5カ所)、堺、奈良、和歌山、神戸、姫路
→京都、奈良、大阪(6カ所)、神戸
中 国
岡山、倉敷、広島、福山、鳥取、米子、松江、山口、下関
→岡山、倉敷、広島、松江
四 国
高松、徳島、松山、高知
→高松、松山
九 州
福岡(4カ所)、北九州、小倉、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、那覇
→福岡(4カ所)、北九州、長崎、熊本、鹿児島
このように変わっている。
東京および主要都市の編集も大きく変わり、より充実している。
これまでのまとめ方と、街の動きが変わった、ということなのだろう。
使われ方に合わせて、編集を変えているが、デジタル地図の使われ方を参考にしているのでは?
ホテルビジネスの現実をみると、その動きが理解できる。
リストアップの対象ではなくなった都市、ホテル需要も落ちているし、バジェットホテルの台頭で単価も落ちている。
今後の、ホテル新規企画の参考になる、と強く感じた、ひとつの現象・・・・