運営組織の活性化を勉強してみよう

寒い!!
昨年末から、急激に寒くなってきた。
日本海側は、吹雪いている様だ。
ある友人が、「北海道に住む両親に、雪下ろしの不要な東京で、せめて一年だけでも暮らす経験をさせてやりたい。」と言っていたが、寒い国出身の人の実感なんだろうなぁ、と感じる。
旅行で行くだけの自分には、ある意味での非日常性だから、実感が無い。


ところで、、、
先日、数回書いたブログ「ホテル運営の根幹は運営する人に依る」に対する感想を聞くことができた。
大型ホテルのGMとして、運営責任を負っている人だが、期待する運営品質レベルが実現できないというジレンマを抱えている様だ。
やはり、人の問題に尽きる、ということだった。
これが解決できないと、所与の目的を達することができない。
だよね・・・


コンサルによる運営改善の処方箋、割り切れば、これを書くのは簡単なこと。
外部からみれば、運営における課題は良くわかる
しかしながら、その処方箋を実践する人、その人達が理解できない、あるいは理解できたとしても実行しない・できない場合、『画餅』となる。
FB施設の運営改善は特に難しい。
外部から、手を入れ、簡単にできるものではない。


ホテル屋ではない人達が意思決定レベルにいるホテル会社、FB施設の運営改善、その解決方法が見出せない場合が多い。
そういった意味もあって、宿泊特化(主体)型ホテルが流行っているのだろう。
しかしながら、一定レベル以上のホテル、きちんとした朝食は必須
現実的な対応で、施設内テナントによる対応も選択肢にはいるだろうが、ホテル屋としては面白くない。
いずれにしても、この部分を放棄すると、単なる客室価格競争の渦に入ってしまう


前職の会社、チェーンホテルの基本のひとつであるホテル現場の社員教育に熱心、友人のU氏が中心となり、『TTP(=Train-The-Trainer Program) 』を開発、導入していた。
言葉通り、まずは各部署のリーダーを教育し、その人が自分のスタッフと共に、価値創造を含め、共に考えながら進める、という仕組み。
単なるOJTではなく、OJD(=On-the-Job Development)、OJL(=On-the-Job Learning)として、そのシステムを具体化していた。


一般的に、サービス基準を具現するため、マニュアル配布されている。
更に、これを実践するためには、現場の部署内での教育・検証が必要になる。
現実には、現場で教育する人が不足しているか、存在しない場合が多い
このジレンマを解消しようという仕組みが必要、ここがポイントとなる。
特に、国内ホテルの社員、ホテル入社前の学生時代、ホテルビジネスを学習した人はごく少数、ホテル入社後の教育は必須
ホテル運営の基本であるサービス基準の具現化、のための教育が、スタートとなる。


ある静止点での情報・判断が主となるコンサル、冷静な目で改善提案は可能、ただし実行・実践は、ホテル内組織となる。
つまり、仕組み作りは提案できるが、組織内に入り、かつ継続が必要となる教育は困難が伴う
特に、FBは難しい。


友人のA君、永年の人事的対応のまずさ、急激な売上減による無理な経費削減により疲弊した運営組織を預かり、組織活性化に苦労している。
成功して欲しい、と願っている。


以前にもブログに書いたが、社員教育、実は苦手な分野・・・
しかしながら、運営改善の実践には必須の項目、勉強する必要がある。



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