運営のキモは?

GW後半
仕事&休息を連続している。
ニュースは、あいも変わらず、エリート企業・行政のだらしなさ、を伝えている。


一般の求めることはシンプル、ミスを認める潔さも必要だろう。
それがわからない、現場で汗をかくことの貴重さを知らない、文系・村内エリート、自己中心型ロジックで判断している
この傾向は前職でも頻繁にあったことだし、結果として多額の資本金を構成していた株券が無価値、となった。
これに対する経営による反省の弁、これが無い・・・


生肉を食べること、ユッケは、レバ刺し同様、ごく一般的なメニュー。
ユッケで、現在4人の死亡が確認されたという悲しい結果となっている。
自身、レバ刺しもユッケも大好きで、よく食べる。
O-157事件以来、提供される部位も少なくなったが、一定の提供および需要はある。
そういった現況、厚労省が生食用の食品衛生基準を制定していない、とは思わなかった。
そーか、規制は単なる提供する場所(焼肉店、等)の自己規制だったんだ、と判明した。
これも、原発設置に対する行政、につながる、行政の無策??


ところで、、、
数年前のNHKの朝連ドラ「どんと晴れ」の特集版、4日から2日続けて放映していた。
続いて、6日から3日連続で、その後をまとめるという。

このドラマ、見方によっては、宿泊業のわかり易い教科書
つまり、「おもてなしの心」をどの様に具現するか、というところがキモ、と考える。
・大女将のぶれない経営方針&リーダーシップ
・リーダー(若女将等)による率先垂範
・メンバー全員参加のチーム力
・日常のおもてなしの積み重ね
・運営要員のロイヤリティ向上による提供品質の均一性

結果として、提供する品質の安定性を確保すると同時に顧客満足を得ること、となろう。
琥珀色の「おもてなしの心」、琴線にふれる
若女将を演じきったなつみさん、そのなつみさんの資質を見抜いた大女将、教科書としての価値は大。
よくある有料セミナーより、よほどわかり易い。


ストーリーで、主人公の伴侶が言っていたこと、企画屋としてよくわかる。
経営陣にいる従兄弟が描いた新しい旅館計画に対し「新しい企画、東京地区の進んだ都市リゾートにはかなわない。東京に無い、歴史のある施設に加えた伝統的なおもてなしが差別化になる。」という内容の発言。
おっしゃるとおり、地方の伝統ある施設が建て替えて、うまくいった施設は極めて少ない。
特に、コンセプト屋の企画した施設、うまくいっていない


規模、民力の違い、これが投下事業資金に対するリターンの限界なのだろう。
新規・更新事業を企画、その後の運営をしてわかること、規模、年間安定性により、その事業性は大きく変わる。
企画屋が陥るつじつま合わせの客単価設定、往々にして間違う。
これが、事業放棄・売却、あるいはそれまでいかなくとも、究極のコスト削減、につながる悲しい結果となってしまう。


旅館を含め、どの様なランクのホテルであったとしても、おもてなしの心、これは外せない
施設品質は、優秀な施設設計者を採用すれば、一定の施設品質は具現化できる。
しかしながら、その施設品質に伴う運営品質が無ければ、価格競争の隘路に入ってしまう


このキモを理解する総支配人が少なくなってきた。
運営品質の低下がボディブローで効くことを知らず、短期的な運営実績の数値のみを求める経営が増え、それに抗することのできる総支配人が少なくなってきた
昔と比べて説明時間が増えてきたが、それでもキモを外さない、北の大地で頑張っているS君。
また、苦渋の選択でK社に再就職したT君。
従前から期待している、沖縄のS君。
これからも頑張ってほしい、と願っている。



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