設計者の役割

今日は暑かった
朝から青空というのは、2週間ぶりの様だ。
東京では、32度まで上った、とのこと・・・


ロックフィッシュの間口店主。
21日、ついに全国区進出、NHK・朝イチに顔を出した。
缶詰を使った簡単調理を2種類。
イワシ缶詰&キュウリのサンドイッチ、美味しそうだった。
相対的に味の濃い缶詰、合わせるものはあっさりしたもの、という説明に納得。
ロックフィッシュでは、通常、長谷川さんが調理担当。
腕が鈍っているかな? と心配したが、2分間調理予告を1分強で仕上げた結果は立派
先週土曜日、ロックフィッシュへ行った際、放映予告を受け、撮影に使った余り物の缶詰を3個もらった。
お礼の意味も込め、しっかりビデオ撮り。



ところで、、、
現在、あるホテル企画に参加している。
立地も良く、きちんと計画(施設設計)すれば事業性のある、良いホテルができることは間違いなし


施設設計を担当する設計者、決定に至る過程、様々な理由・事情がある。
決定理由で最低限守る必要のある項目、それは対象ホテルと同等クラスのホテル設計経験
特に、実際の設計にあたる責任者には必須項目。
仮りに実務経験に乏しくとも、提案を積極的に取り入れ、技術的に消化する意識が必要
これがないと、共通語の無い事態となり、信頼関係も成立しない、困った事態となる。


前職時代、あるプロジェクトで困った事態に陥り、設計責任者交代を要求したことがある。
その時は、マンション・病院の設計経験でホテル設計、ということだった。
本当に可能なの? と懐疑的だったが、政治的な配慮も加わり、決定。
本人のホテル設計に対する知識・センスの無さ、事業費アップ要因を含め、危機感を持った事業者との話し合いで、最悪の事態に至る前に設計者交代。


事業者(発注者)が事態を正確に把握できるケースは良いが、そうでない場合、非常に困る事態となる。
技術レベル・設計経験の劣る設計者が、自分の設計能力を知らずに意地をはると、事態は一層深刻になる。



設計者選定、望ましい方法は、事業者の提示する基本コンセプトおよび事業予算に基づき、複数者からプロポーザル提示を受け、総合的な技量に優れた設計者を採用することだろう。
勿論、相性もある。
相性が悪ければ、優秀な設計者でも難儀する。



ホテルは、公共施設と異なり、ブランドが求める施設総合品質、使い勝手、運営コスト削減、等を要求される、諸設備がギューっと詰まった施設
スパコンによるシミュレーションは必要ないが、設計難易度は非常に高い。
改めて、ホテル設計者の資格要件をまとめてみた。

・設計発注者とホテル運営者の事業目的を正確に理解、調和するように努めること
 つまり、偏った立ち位置は無し
・設計技術者としての矜持をもち、不要な政治的行動をとらないこと
 設計者に求められることは、設計のプロであること
・建築・設備に対する基礎的な最新知識があること
 自分のバックボーンを通して、他分野のことが推論できること
・ホテルに要求される機能要件を正確に理解していること
 文系的言語能力も併せて要求される
・ホテル運営者の要求仕様をきき、技術的に解決する、という意識を持っていること
 施設を使うプロの要求は切実、
・ユーザーが常に正しいとは限らない
 偏った要求・正すべきことは正し、設計専門家としての逆提案ができること
・良い提案を謙虚に聞く、意識を持っていること
 世には様々なノウハウがあり、相談できるブレーンを多く持っていること


今回の設計者はどうなんだろう???
よぉく、考えてみることにしよう・・・・



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