ホテルのカテゴリー?

最近、良いニュースを聞かないが、、、、、
なでしこジャパン、強豪ドイツに勝利、初のベスト4
日曜日の早朝、ずーっと観戦した。
世界ランクも相手が上、圧倒的な体格差、アウェイ戦、ハードルは高かかったが、勝利。
13(14)日のスェーデン戦に期待したい。


全米女子オープン宮里美香、藍 5,6位
女子は頑張っているが、日本男子はどうだろう??



ところで、、、
ホテルのカテゴリー??
クラス分け、といった方が正解か??

これは、施設グレード、機能、の組み合わせで決まることとなる。
意味は若干異なるが、立地環境も加味される。
掃き溜めに鶴、これはあり得ない。


世界の大手ホテルチェーン、実に多くのブランドをもっているが、これも自社基準に合わせてブランド分けをしている。
各社のHPを比較してみると、各々ブランド毎に説明が付いている。
ただし、実際のホテルをみて、ブランドの違いを正確に言い当てることは困難が伴う


新規ホテル企画の場合、ブランドを特定、自社のブランド基準に沿って企画すれば事足りる。
しかしながら、他のホテル会社によって企画・建設された既存ホテルを、何らかの理由により自社に取り込むリ・ブランドコンバージョンとも言う)は、なかなか難しい。
このことが、ブランド分けを複雑にしている、といえる。


既存ホテルを、自社ブランドに取り込む検討。
立地環境、建物グレード、提供機能、基準となる客室面積、料飲施設、宴会場、スパ・エステ、スポーツジム、その他付帯施設、様々な項目・要素がある。
これらを詳細に自社基準に照らし合わせ、どのブランド? そのために必要な施設改修費用は? 収支予測は? 等々を勘案して事業化を図る。
前職でもさんざん経験したことだが、どこかに無理が生じてくる、ことも現実の話


世界最大のホテルチェーンを保有するS社。
翼下のウェスティンシェラトン、このクラスが一番入り乱れている。
ブランドの違いを出すために、館内の香り、BGMを変えている、という。


国内ホテルに限定してみると、、、
古き良き時代
(リゾート、旅館は別として)
旧御三家を筆頭として、分かり易い階層が成立していた。
旧御三家のオークラ、本当に勢いがあった。
異色のホテルとして、旧東京ヒルトンホテル(永田町時代)があり、別の旗頭ともなっていた。
その下位に総合都市型ホテル、地方では「都市名+グランド」ホテルがあった。
更に、下位ホテルとして、ビジネスホテル、駅前旅館、とシンプルだった。


その頃、良く聞かされた、『都市型高級ホテルの側にビジネスホテルが成立する。』、という意味。
取締役・管理職は都市型高級ホテルへ、同行社員はビジネスホテルへ、しかしながら、出張行動は一緒だから、上司の近くに泊まらざるを得ない。
コバンザメが成立する、こういった話は随所にあった。
早く、あちらのホテルへ泊まることのできる地位になりたい、という成り上がり精神、確かにあった。



トップクラスに、外資系ブランドを用いた、超高級ホテルが出現、旧体制・階層が一挙に崩れた。
また、事業主体に、ファンド系が出現し、事業性追求のプレッシャーが強くなった。
良いサービスをすれば顧客はついてくる、と信じていたホテル屋の多くは、このプレッシャーに押し流された。
運営組織、いったん崩壊すると、再生は極めて困難。
経済環境の変化を相まって、立ちゆかなくなるホテルも沢山。



新規企画の多く、宿泊主体(特化)型ホテルが主となり、この階層も複雑になった。
従来言われていたビジネスホテル、これと宿泊主体型ホテルの入り乱れ
この混乱により、事業企画での共通語が成立しなくなった。
他のビジネスホテルよりワンランク上』、という言葉がこの実態を如実に表している。
ビジネスホテルという呼称、これは死語、だと考える。



グレード分け、これをシンプルに表現すれば、価格負担力の違い、となろう。
また、その価格負担力の違う顧客要求が、どこに、何に、出てくるのか
詳細情報、インターネットにより、顧客が握っている。
顧客は、その時の使用目的に応じて、ホテルを使い分けている。


顧客ニーズ、自社ブランドのポジショニング、販売力、これらを真剣に考えて事業企画しないと失敗する
ブランドストレッチ、これもよ〜く考えないと、顧客に響かない・・・・


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