様々な知恵

なでしこ軍団の話で盛り上がっている。
様々な番組に出演しているし、新聞・雑誌でも特集で取り上げられている。
今回の快挙は、それ程素晴らしい、ということだろう。



18日夜、石垣島
那覇からの最終便だったから、石垣島到着は19時過ぎ。
昼間は豊年祭があった、とのことだが、到着時の街は閑散としていた。


沖縄への観光入島者数、年間600万人程度となっている。
東日本大震災の影響により、4〜6月は落ち込んだが、7月に入って持ち直してきた、との情報があった。
石垣島への入域者数、昨年度から落とし、回復の兆しが見えない
ただし、統計上はそれほど落ちていない。
現実の街なか景況感、これは悪い


18日夜の石垣島、3連休最後の夜、ということもあったろうが、人が本当に少ない・・・
飲食店、物販店、商店街、通り、何処も同様、、、、
これは、19日夜の那覇でも感じたこと
沖縄・夏シーズンは、既に始まっている。

小浜島美らさん景気に沸いた数年前までの賑わいはどこへ行ったのだろう??



同じ離島でも、宮古島昨年度は入域者数を伸ばしていた
島田紳介の民宿(夢来人)を訪ねる観光客も多かった。
情報誌、TV、インターネット情報、等による需要喚起が奏功していた。


宮古島の人達、この現象をみて、「どーしたさぁ〜〜。 まあ、飲みましょうねぇ〜」、気にしていない様だったが、本心は、どんなもんだい!! ということだ、と推測している。


その宮古島、新キャラクター『宮古島まもる君』をフューチャーしている。
フィギュア、スティッカー、Tシャツ、いろいろ使い、盛り上げている。
街角に立つ、交通安全の模擬警官(人形)だが、妙に人気が出ている・・・
千葉・茨城方面へゴルフに行くと、街角に等身大の模擬警官人形が立っているが、そのもの。
イデアが粗くて、写真を撮る気にならなかったが、その心意気は良し!!



対する、石垣島
観光客向けの内容ではないが、思わず笑ってしまったし、極めて分かり易い!
石垣市役所玄関前に、これらの幟(ノボリ)が10数本、林立している。
そのなかで、秀逸なのを2本、パチリ

飲酒運転撲滅国民健康保険料納付促進、テーマに沿い、ユーモアを交え、表現を考えている。
いいね、押下



料理の世界、素材の良い地域では調理技術が発達しない。
北海道、日本海側(京料理の影響を強く受けた金沢を除く)の新鮮な海鮮素材が豊富に採れる地域、高度な調理技術を必要としない。
素材に悩む地域、調理技術により補っていることは、フランス料理の歴史をみれば明快。


観光も同様。
素材豊富かつ競争力のある地域であればある程、誘致活動が疎かになりがち
黙っていても来てくれる、と思ってしまう。
しかしながら、顧客は気まぐれ、かつインターネット等で情報収集に熱心。
連続した情報発信をしないHPは閲覧回数が激減することと同様、継続した情報発信がないと、移り気な顧客から忘れられてしまう


沖縄観光の底上げ、1000万人構想があるが、残り400万人をどのように伸ばすか、推進部局の真価が問われることだろう。
ただし、これは行政だけの仕事ではなく、民間との密接な協力関係が必須であることは言うまでもない。



石垣市役所近くを歩いていると、「トニーそば(永福食堂)」の看板の前に、オジィが座っている。
素通りできない好奇心の固まり、早速インタビュー。
昔、船乗りでアチコチ行っていたが、今では、市役所前道路拡幅に伴い、半分になった住居を食堂に切り替え、人生を楽しんでいる。
裏庭のブロック塀で栽培するピパチ石垣島胡椒?)、慣れた実演付きの説明で見せてくれた。
「座って、トニーそばを食べていけ。」と勧められたが、宮古島行の飛行機に乗り遅れる、と、次回を約し、辞退した。



これ、混じりもの無し、正味のピパチ、1瓶500円(税込)
2瓶購入、ひとつは、銀座ロックフィッシュの香辛料大好き・間口店主へプレゼント。


台風の影響も受けず、無事に事務所へ帰着。
永福食堂のことが気になり、ネットで調べたら、ファンの多いこと、様々なブログに登場しているし、皆さん、非常に好意的。
そーだねぇ、説明も語り口も面白かった。
こういうのが、観光資源として面白いんだなぁ・・・
観光パンフに載らない、隠れた観光資源、石垣ラー油も、最初はそうだった。
プレミアがついて、那覇・公設市場では、3000円程度で売られている・・・


リピーターが発見を楽しむ観光資源、ポイントのひとつでは?


どうだろう???


http://www.timeandtide.co.jp/