ホテル開業のその後?

先週後半から今週前半にかけ、沖縄から北海道まで移動した。
数日の間に、気温11度から33度まで体感、日本は南北に長いことを肌で実感した。

この時期の札幌、すっきりした気候で、緑もきれいだった・・・・




那覇では、今春開業した宿泊特化型ホテルに2度目の宿泊。
フロントカウンターの練度が非常に上がっていることに驚いた。
ただし、ルームアサインに工夫が無い
3連泊する客と1泊客と同様に扱っているのかな? と感じた。
前回宿泊した客室は連泊客にも使い易い部屋だったが、今回の部屋は、荷物スペースも含め、少々手狭。
連泊客と1泊客の運営コストは異なる
3連泊する客に注意し、取り込もうという意思、全く無い??
前回と今回、プラン名も料金も同一だが、、、


レストランの練度は少し上がっているが、内容が乏しい。
有料朝食だが、えっ、これ? と、思ってしまう。
また、来店客に対する説明が不足しており、これも?


ここのサービス方法と内容は?
店内奥の小型ブッフェ卓4〜5種類のお菜がのっており、客が自由に取り分ける。
メインプレートは、厨房から出し、サービス員が客席まで持ってくる。
時差があるため、初めての客、そのメインプレートが来ることを知らない
このため、それを知らない客は、貧相なブッフェ卓の料理に驚きながらも、それを取り分けている。
メインプレート、今回の内容は、焼魚(鯖)、ソーセージ、ゆで卵半カット、グリーンサラダ少々、という和洋折衷
家庭でもこんなことないよ、な? という様な組み合わせと料理品質


リゾート」を付加したブランドで運営しているこのホテル。
基本は街中で展開しているホテルチェーン。
どこが、リゾートなんだろう?
そういえば、家具・ヘッドボードに籐ライクな素材を使用していた。
フロントのユニフォームもかりゆし。
パンフレットも、妙にリゾート色・・・・


しかしながら、レストラン、インテリアは今更ながら、提供料理は全く異なる。
ホテルという商品、パーツではなく、全体でのイメージ造りと運営手法・品質が必要
仮にテナントだとしても、それはホテル側の論理であり、顧客は同一目線で判断する。
このギャップ、いつ気づくのだろうか??



札幌では、一昨年開業した宿泊特化型ホテルに、数度目の宿泊。
改めて、気になった点を挙げてみよう。
・リーディングライト照度が不足
 老眼鏡世代には苦しい
・UB、バスタブ上に照明がない
 シャワーカーテンが厚いため、カーテンを閉じると、暗い
・経年劣化による客室内備品に不具合が生じている
 携帯電話用の充電器、LANケーブル
・宿泊料に組み込まれた、いわゆるフリー朝食ではあるが、、、
 ドリンク類の補充時、容器を下げるため、空白時間がある 
 宿泊客に女性が多々、グリーンサラダがあったほうが良いのでは


運営経費削減は当然のことであり、客室清掃コストも切り詰めていることと思う。
備品の盗難には気づくだろうが、機能不全はその気になってチェックしないとわからない
主力商品である客室の機能チェック、社員が当番を決め、省略しているチェッカー機能を補填する必要があろう。


以前は、清掃業務を外注したとしても、最終チェックは社員がチェッカーとして、客室品質を確認、販売可能客室としていた。
チェッカー業務を省力した後に、ホテル業界に参入した人、このことを知らないだろうが、非常に重要な意味を持っている。
また、施設管理セクションが、異なる目線で施設保全に努めていることも大事なこと。
施設管理セクションの無いホテル、何らかの補完機能が必要


朝食フリー、これが広まっているが、フリーといえども、配慮があると、顧客評価は高まる
結果として、リピーター確保につながることは言うまでもない。
表面無料ではあるが、この内容も競争・差別化が始まっており、他ホテルの調査を怠ってはならない。



開業後のホテルの変わり方を冷静に見ていると、勉強になる点が多々ある。
やはり、好きなんだろうなぁ・・・・



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