運営経費軽減策は?
ザックサッカー、格下チームに大勝
TVで観戦することはできなかったけれど、自国の得点シーンが多い試合は、楽しいだろう。
ただし、本当に面白いのは、ロスタイムで接戦を制する試合、では??
ところで、、、
先日、ひさびさで沖縄のリゾート施設に宿泊するチャンスがあった。
このリゾート、ある時期、日本には珍しいスケール感のある施設として高評価を得ていた。
大手製造企業の関連事業として位置付けられており、自社製品も施設内で使われていた。
しかしながら、お決まりの本業回帰の波にのり、施設売却された。
現在は、大手チェーンのリゾート施設として、そのなかに組み込まれている。
売却価格は低かったと聞いているが、それでも、トラックレコードをベースとして算定された金額だろうと推測する。
現在の事業者、リノベーションを段階的に実施している。
開業20年近く経過したビーチリゾート、その運営経費、他費用等がどうなっているのか、と、リゾートに居ながら、つい仕事モードになった。
該施設の主要経費をリストアップしてみよう。
運営経費
人件費
客室清掃等の諸費用
予約・営業関連諸費用
飲食材費
売店等の商品仕入費
顧客送迎費(港から施設まで、ピストン輸送)
一般管理費(水光費含む)
その他運営諸費
施設関係経費
ゴルフ場規模の敷地内整備・植栽管理費
敷地内に点在する、いくつにも別れた低層客室棟の施設管理費
資本支出
リノベーション費用
こんなところか、、、
ビーチリゾートと街なかのホテル、その経費構造は大きく異なり、施設保守管理に要する経費の大きさ、が特徴だろう。
また、ビーチリゾートであるが故に、季節波動が大きく、運営経費管理が難しい、ことも特徴のひとつ。
逆にいえば、予約管理と経費管理がうまくマッチすれば、経費管理はし易くなる、ともいえる。
ただし、これは、運営要員の臨時雇用の柔軟性、客室清掃の柔軟性、に因るところが大きく、『リゾート立地=就労人口が少ない』、という特徴から、簡単な話ではない。
主たる運営経費の人件費、員数管理と人別単価の2面管理が必要となる。
つまり、自ホテルが設定した、運営基準、サービス基準に基づく整理が必要となる。
コントロールし易いと誤解する要員計画、員数合わせだけすると、運営・サービス品質が落ちる。
スキルの高い要員、単価が高いことは当然であり、この組み合わせがノウハウ。
施設内滞在時間の長いリゾート、施設品質と共に求められるのが人的サービス品質であり、この人的サービスがより強く求められる。
特に、ビーチリゾートは荒天対策は必須であり、荒天時こそ、人的サービス品質が問われることとなる。
料飲における飲食材管理で気をつける必要のあること
外部に競合施設のある、沖縄本島内リゾートでの夕食摂食率は50%前後であり、この低下が続いている。
こうなると、一定需要の見込める朝食(ブッフェ)による利益確保にはしる、ことが多い。
リゾートの大きな楽しみのひとつが食事であり、しかも朝食は評価シェアが高い。
適正コストをかけた立地特徴を表現する朝食の提供、これはマストであろう。
荒天対策として、ある程度の飲食材ストックをかかえることとなるが、デッドストック発生の危険が増すことに注意が必要。
また、大量在庫、不正をよぶこともある。
まだまだあるが、リゾート気分が無くなるから、この位にしておこう・・・・