運営の基本

今朝のNHKプロ野球キャンプ地情報

ジャイアンツ、入団6年目の坂本、昨年の成績、エラー最多、打率も伸びなかった、と不振だった。
野球の基本を再確認するため、キャンプ入り前、他チームの自主トレに参加するなど、様々な勉強をした、という。
捕球時の基本、打球時の本、等々・・・



定期的に、基本に立ち返る習慣、これは大事なこと。



ホテルの日常運営も同様、だと思う。
昔、基本的なサービスを確実に実行する、というキャッチ、あるホテルの企画書に使ったこともあった。


で、先日の石垣島出張でのできごと

宿泊に選んだホテル、売価は決して高くない。
今回は2泊、1泊朝食付で、5,100〜5,700円がアベレージ
この料金で提供される部屋は、概ね、ツインorダブル(20〜25㎡)。
周辺ホテルと比較しても、価格は一般的。
絶対評価では安い


朝、打合せが10時過ぎだったため、ハウスキーピングの仕事をのぞき見する時間があった。
リネンカートは使用せず、HKは、各々のカゴをもって移動。


アレっと思った光景。

これは、客室階バックヤードにある、客室内で使用するコップを運ぶワゴン
聞くと、室内のグラス類、1階のディッシュウォッシャーで洗っている、とのこと。
コップはメラミン製、当該ホテルクラスとしては標準的なもの。


このクラスのホテル、客室清掃時、HKが客室のお風呂内で洗っていることが多いが、ここは違った。
ローコスト運営のホテルに宿泊する際、室内のグラス類を使用する時は、必ず、事前に洗うことが習慣になっている。
こういうホテルもあるのだ、と改めて、当ホテルの運営を眺めた。


このホテルチェーンの運営を企画した人、きちんとしたホテルの出身なんだろう。
新規ホテル、最初の企画者(その人の経験)により、運営手法は微妙に異なる。



朝食帯のみの営業、朝食込宿泊料、この販売価格でのホテル調理は無いだろう、と思っていた。
料理は家庭料理クラス、しかしながら、納豆は良いものを使っている。
みそ汁もOK!
季節のフルーツも、きちんと揃っている。


ブッフェ卓前に、おばあが立っていたので、質問。
「ここの料理、おばあが作るの?」
これに対して、「違うサー、今日はおじいが作っているよ。いつもは私だけどね〜。」
前日と内容が異なるため、再度質問。
「メニューは変えているの? 昨朝と違うけれど・・・」
「卵料理、チャンプルー、それぞれ3パターン有るよ。 今、一品っを工夫中。何か食べたいものが有れば教えてよ、検討するからサー。」
「長く泊まると、4日目に同じメニューになるね。」
「その時には、ごめんね〜、って謝るサー。」
一連のコミュニケーション、後輩の言葉じゃあないけれど、市場で買い物をしている気持になる。



この朝食帯専用レストラン、おじい×おばあ×都合3人が切り盛りしている。
これに、フロントスタッフが片づけの手伝いに入っている。



JTBによる顧客評価このホテルは高い、とのこと。
そういえば、石垣に来る際、市の中心地から徒歩10分程度にもかかわらず、無意識のうちに当ホテルを選択している。
やはり、フロントスタッフの対応を含め、居心地が良い、と改めて感じた。




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