勘定時の所作・・・

大相撲三月場所、盛り上がっている。
鶴竜、柔らかい体をうまく使い、勝ち進んでいる。
把瑠都、大きな体と腕力で、しっかり。
10日目、1敗で4人の力士が並ぶ。
しかしながら、日本人が1人も入っていないのは何故?



先日おじゃました、埼玉・蕨の居酒屋「㐂よし」。
この店が掲載されている「古典酒場 VOL.11」によると、味噌焼きの大元締めらしく、系譜があり、分家筋が5段階位?、ある、という。
味噌焼きの味噌ダレ(ここの味噌焼きは、ネタをタレにひたし、焼き台に置く、という方法)、これを生キャベツにつけて食べると、格段に旨い。
この味噌ダレ、調味料として用いる場合と、焼き物に付いたものを食べるのとは、火が通ったためか、味が異なる。


味噌焼きは当然として、それ以外にも、旨いものが沢山あった。
   
がつマリネ、トリ豆腐、、、、 都合、10種類位を、1時間程度で制覇。


焼きおにぎり、あまり食べないが、同行者の希望により、注文。
メシを串に差し、焼き台へ、仕上げは味噌を薄くぬり・・・


次の下町シリーズ、昔よく行っていた、立石辺りへ、再出撃する予定。



ところで、、、、
お店での勘定時の話。
いつの頃か、おつりコインを渡す時、右手にコインを持ち、左手を下に添え、お客の手をつつむ様にされる、ことが多くなった。
キャッシュトレイを使う店は、その様なことはないが、手渡しの場合、それが多い。


また、おつりのお札を渡す時の方法、これは店によって異なる。
先の客からもらった札のしわを伸ばさず、そのまま無造作に渡すことは、さすがにアベレージの店ではないが、裏表・左右を揃える店は、残念ながら、そう多くない。
必ずしも、新札である必要はないが、おつりをもらった時の印象、かなり異なる。



一定レベル以上のホテル、キャッシャー教育で、細かく指導を受ける。
お金を扱う現場故、詳細に規定されており、基本は「正確かつ迅速」だろう。
で、そのフローは、、、、
利用金額を伝票で示し、金額を口頭で明確に伝える。
現金支払の場合、顧客から預かったお札は、レジスターへ入れず、顧客の視界に入る場所へ置く。
おつり用の、お札は新札、コインも汚れているものは除外。
キャッシュトレーに、金額の昇順で、おつりを揃え、顧客の確認を待つ。
全ての作業終了後、顧客からのお札をレジスターへ入れる。


おつり用の新札を揃えることは、現金を扱う経理の日常業務、ホテル開業時の取引銀行設定の際、約束できる銀行であることが前提。
常に、一定額のつり銭用新札を金庫に保管している。


人件費削減の一環、キャッシャー業務をサービス要員が兼務、この手が増えた。
このため、キャッシャー業務品質が低下したホテルもあるが、これは要注意。
特に、料飲施設、キャッシャーを専任としていた意味、改めて考える必要がある。
幾多の人の手をわたってきた貨幣、衛生面でも問題がある、
サービスをする手と、その様な貨幣を触る手が同じ、ということの意味はどうだろう??



どの様な業態でも、顧客からの支払を受ける際の対応、顧客の最終評価が下される。
その時の印象が、次につながる、あるいは二度と来ない、ということも多々。
必要以上に格好をつける必要はないが、自分だったらこうして欲しい、という最低限のルールはある。
クレジットカード利用が増えた現在、現金精算の頻度は落ちているが、疎かにしてはならない。


概して、自店の提供品にこだわりのある施設、勘定時の対応も良い
その様な目線で、お店をみていると、興味深い・・・



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