残念な状況だった・・・

沖縄訪問の楽しみのひとつ、市場回遊
観光客目当てではなく、地元需要に対応する時間帯に営業している店が楽しいため、朝早く訪れることが基本
今回も、那覇牧志第一公設市場、朝8時過ぎに・・・
なじみのお店をハシゴ、お土産用にスーチキを2パック&サーターアンダーギーも2個、最後に、みっちゃん(看板娘)のいる魚屋さん。
沖縄の魚を観光客目線でパチリ


南の魚、食用というよりは観賞用にうつる。
キハダマグロが旬、金曜夜、生マグロの赤身が、刺身で提供されていた。
高価なトロよりも、生マグロの赤身、明らかに美味い。




ところで、、、、
那覇国際通り、昨夏開業した、Rホテル
このホテルのレストラン、福岡「」のフランチャイズ店。
事業主体は北九州在の会社、「」のフランチャイズ店としては、鹿児島にもあり、2店営業している。


朝食帯の工夫を高く評価していたため、検証のため、夜時間に訪問。
20時前、レストランとしては一番盛り上がる、はずの時間帯。
金曜夜、それなりに入客が期待されるが、入客は2組のみ。


朝食帯での評価(良い運営をしている、と気に入ってた。)
・地元食材を多用し、メニューに工夫があり、種類も非常に豊富
・サービスの動きが良く、活気がある


夜は、金〜日曜日の3日間、2180円/人、フルブッフェ、としていた。
内容をみると、朝食帯同様、季節野菜を多用、地元料理も出している
ただし、食事主体のメニュー構成であり、飲料売上を狙うには、やや難あり。
また、観光客に対する訴求も、どうだろうか??
月〜木曜日は、980円からのメイン付ブッフェ、と変則運用。
ブッフェは、一定の入客数が確保できない場合、破棄食材が出てしまい、利益を出すことが難しい。


暇そうにしていた店長と思しき人に、さっそくヒアリングしてみた。
・静かなだねぇ・・・
 ⇒週末はそれなりに入客はあるけれど、金曜夜はこんなもの

・一日を通して、どんな動きだろう?
 ⇒朝、ホテル宿泊客で入客数も多い
  昼、近くに住む人達で、そこそこ
  夜、週末は家族連れでにぎわうが、それ以外は厳しい

・メニューは?
 ⇒季節に応じて組み換えをしている
  野菜・海草類を中心としており、健康食をウリにしている

これ以外にもいろいろ聞いたが、省略。。。



那覇市内、飲食店がびっくりする位多く、大激戦状態
地元需要獲得を狙う場合、地元野菜・海草等を多用したメニュー、家庭での調理との差別化がどこまでできるのか、がポイント。
観光客需要に対しては、その地域に対するイメージと提供メニューが一致していないと、入店動機を刺激しない。
しかも、飲料提供促進ができないと、売り上げを上げることもできない


当レストラン、夜営業を十分に意識したインテリアデザイン、ブッフェ卓の壁際には、泡盛の一升瓶が並んでいる。
ただ、このメニュー計画は女性狙い、健康食をアピールすることは、それを理解する文化度も必要、需要獲得には限界があるのかもしれない。



改めて、マーケットスタディの重要さ、飲食店運営の難しさ、を実感した。



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