洋風居酒屋??

キムさん家、三代目が名実共に最高権力者になり、最大のイベントだった(はず)の『高級花火』の打ち上げ、うまくいかなかった、様だ。
祝電の準備をしていたのに・・・
打ち上げ担当者、厳しい状況に置かれていることだろう。



ところで、バール(バル)
ネットで「バール」を検索すると、まず、工具のバールが出てくる・・・
ネットの世界では、工具のバールが優位??
ウィキペディアのリストアップで、希望のものを検索すると、次のとおり。
バール (飲食店) (bar) - スペイン、ポルトガルやイタリアの簡易食堂・喫茶店



バール(バル)=洋風居酒屋と思っているが、参入障壁が一段と低い業態。
参入障壁が低いということは、競合店舗が多い、と同義
確かに、この業態が非常に増えているが、飲食店に興味のある若い人が、独立時に選択する業態だと感じる。
銀座ブルガリタワー10階にあるような店は除き、なべて、インテイリアには金をかけていない。
気軽に利用できることが存在価値、客単価を上げることのできる業態ではない、ということなのか??


4月1日に有楽町に開業した、有名外食チェーンが手懸けた店舗へ行ってみた。
行った日は、プレス内覧も同時開催されており、満席、非常に混んでいた。
開店1週間経過、大手チェーン故か、オペレーションがそれほど悪くない、のはさすが。
また、開店早々であり、客層は安定していないと考えるが、非常に多様な顧客層。
まあ、客層が安定する業態ではない、のだろう。



バールで求められる要素は何なんだろう?
当然のことながら、立地競争力はある、として。。。
・コアとなる料理、これは基本項目
 イタリア、スペイン、これらをベースとしたものが一般的
 食事というよりは、飲みながらつまむ料理となる
 いずれにしても、調理技術・レベル(=人件費)の設定がキィ、となることは間違いなし
 類似店で見かける定番メニューでは、競合店との差別化ができない
 指名買いが出る様な、名物メニューを持つ必要あり
 ただし、マニアックなメニューでは、顧客層は限定的


・メニュー単価を上げてはならない
 料理、飲料共、個人勘定でまかなうことのできるレベルとなる
 特にワイン、ボトル売りとなろうが、2千円台が中心とならざるを得ない
 結果として、客単価が低いため、席回転率を上げる必要がある 
 じっくり腰を落ち着けられては、事業収支に悪影響
 

・サービスは居心地の良さが基本
 顧客とコミュニケーションを楽しむことができるサービス要員が必要となる
 ただし、低い客単価でまかなうことのできる人件費には限界がある
 良いマネージャーと共に、教育・訓練も必須項目 


少し考えただけでも、実は非常に難易度の高い業態であることがわかる。
根っこは、客単価が限定的であり、原価・経費・人件費の上限が低い、ことに尽きる。



銀座コリドー街に、北海道から出店している、同様の店がある。
客層は女性が多いが、客が店のスタッフと友達感覚で会話している。
数回利用したことのある店だが、実にフレンドリーな対応、感心してみていた。

コリドー街には、若干の差はあるも、同業態の店が10店舗程度ある。
繁盛店とそうでない店、その差は何だろうか??



バールに興味あり、本場(南欧)へ調査旅行に行こうか、と本気で考えている・・・・



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