観光のほり起こし

石垣島トライアスロン』、22日開催。
 (JALパックHPより転載)
JALパックも、旅行商品を販売していた。
先週の『宮古島トライアスロン』に続いている。。。
沖縄、気候特性を生かしスポーツ型観光に注力している。
JAL/JTAが始めた『宮古島トライアスロン』をはじめ、良い形に育っている。



GWが近づいてきた。
多客時の旅行、価格が高い、混んでいる、家族連れが多く歩きにくい、、、、といった理由で、どこへも行かず、じっとしていることが多い。
ふと興味がわき、旅行代理店に置いてある、新潟および東北方面のパンフを集めてみた。
航空会社系のそれは面白くない。
やはり、域内をきめ細かく結ぶ、JR東日本のパンフが面白い。



顧客の旅行動機を刺激するポイントは?

パンフのなかで、地域の特性・特徴を、それぞれ主張している。
温泉、食、景色、歴史、土地の銘品、参加型の地域(朝)市場、、、


ポイントは様々だが、食の存在が大きくなっている?!
加えて、東北地方だからかもしれないが、温泉が上位にくる。
地域回遊型の旅行商品も多いが、宿泊産業にいわせると、泊まってくれることが大事。
それには、施設品質、サービス品質は当然として、食事温泉かつ泉質、これらが重要なポイントとなる。


昨今は、良質の映像、特にテレビは大型画面、景色は画面で楽しむことができ、かつ、そのソースは簡単に入手可能。
以前にも増して、出かけて楽しむご当地グルメ癒やし、が、旅行動機に大きく関与していることは間違いない。



にいがた食の陣』、冬が厳しい新潟の観光需要を掘り起こす、12〜3月の4ヶ月間、開催している。
今年で20回を迎え、通年型となった、息の長いイベント。
新潟市内で始まったが、今では、長岡市新津市、をまきこんでいる?
http://www.shokuno-jin.com/pc/sitemap.html


このイベント、前職時代、2001年頃から、新潟プロジェクトのため、数年間、新潟へ通った時、初めて知った。
確かに、越後方面、何らかのきっかけがないと、意識が向かない。
当時、日本海側のことを『裏日本』、と発言し、不興をかったこともあった・・・・
スタートは冬期イベントだったと思うが、JR東日本の旅行パンフレットラックに、当イベントの目立つパンフがあり、概要を知ることができた。
JR東日本、冬期の集客策として、後援していた。
出張ではあったが、冬期、新潟へ行くことが楽しみになっていた。



東日本大震災の後、仙台市で『東北六魂祭』があったが、今年は、5月26〜27日、盛岡市で開催される、という。
関係6市が持ち回り、6つの東北大祭が一堂に会する、興味深いイベント。
http://www.rokkon.jp/
不幸なことだったが、あの大震災が無ければ、こういったイベントは生まれなかったのだろう。



観光にとり、行政区域は関係ない
顧客からは、大きく面として捉えられており、行政単位での観光振興は限界がある。
つまり、『我が街に来てくれ。』、ということでは無い。
もちろん、パーツとしての地区の魅力造りは必須、であることは当然。
それらの魅力あるパーツをくくる、大きな面としての連携が必要であり、各地で見られる、行政単位を超えた大型イベントの成功、それを証明している。
観光面での『道州制』導入は、進んでいる?!



また、継続は力なり、ということでもあろう。
小さな種を大きく育てる、ということも、また大事。



http://www.timeandtide.co.jp/