発想の原点。。。

ロンドンオリンピック、日程が折り返し。

柔道、審判制度の混乱で話題が別の方向へ。
   旗判定、青の後、教育的指導(!)を受け、白へ変更
それでも、帰国後の敗退犯人捜し、が予測される。
水泳競技、観ていて、チームの団結を感じる。
サッカー、期待過多のなでしこは置いといて、男子サッカーへの扱いは、勝てば官軍、という言葉を思い出させる。
初戦勝利で、論調がすっかり変わってしまった。


走る、投げる、跳ぶ、泳ぐ、が、オリンピックの基本競技。
これらをじっくり観戦することとしたい。




ところで、、、、

今日の日経新聞、『流通の革新』というポイントで、コンビニの歴史をサマリーした記事。
記事の内容、目新しいものではないが、最後の文章、これが目に留まった。
今起きていることには出発点がある。
源流をたどると、忘れていた断面がみえる。


ややもすると、直近の現象にとらわれる傾向があり、源流に立ち戻ることを忘れてしまう。
ホテルも同様。
飲食施設、どうして街場店舗との競争に圧されているのか?
ブライダル、どうして競争力(企画力)が無くなった、と言われているのか?
何れも、ある時期までは、ダントツの競争力をもち、業界をリードしてきた歴史がある。
メニュー開発力魅力的なイベント企画安定したサービス品質提供、共々、明らかに指導的立場にいた。


これらを、再構築するため、宿屋としての原点、飲食施設としての原点、宴会施設の原点、見直すことをしないと、表層的な課題解決となってしまう。
最大のポイント、成功体験故か、多くのホテルが真の顧客目線を失った、ことだろう。
顧客第一、と、お題目を唱えながらも、自分の都合による運営をしているケースが良くある。
運営目線の乏しい事業主体が参入した宿泊特化型ホテル源流は事業効率(=投資利回り)追求、このジャンルの行く末、気になる。



今朝のTV、がっちりマンデーを観た。
ハウステンボス
会社更生法申請の後、優秀なスタッフを抱える某投資会社が経営を引き継いだが、数年でギブアップ。
テーマパーク運営の難しさ、改めて実感させた事例。


次の引き継ぎ先が無いところをHISが引き継ぎ、1年で黒転。
出演したハウステンボス社・澤田社長、売上を2割上げ、コストを2割削減、すれば可能、と簡単に説明した。
引受時から、コスト削減の可能性は見えており、売上アップの方策がポイントだった、とのこと。


売上アップための、イベント企画のポイント
感動(この場合、季節)、日本一(スケール)
これに、コスト削減を加えるを忘れない。
企画の採否、澤田社長自ら評価・決定する、とのこと。


現場をEVで回る澤田社長、実に細かい指示を出しており、納得感のある場面が多い。
TVだから、若干の誇張はあるとしても、現場主義、徹底している。


園内、1/3程度の面積をフリーゾーンに設定、有料ゾーンへ導く仕組みも秀逸。
柔らかい発想、つくづく感心した。


日曜日のほんの数時間のこと、この様に、参考になる事例を見つけることができる。
気が付かない好事例、まだまだあるに違いない。
本質を分析、応用できるものは貪欲に吸収する、この姿勢を維持したい。



http://www.timeandtide.co.jp/