週末の話題

先日、有能なマーケッターにしてブランド論にも精通している人と食事をする機会があった。
突然、「プラチナコンサルへの提案は?」との質問あり。
何を言われているのか、全く理解できなかった??


笑いながら、「先日のブログ、自分と同世代・同職種の思い、を書いていたでしょう。シルバー世代をプラチナって言う。君のカテゴリーへは、どういうモノ・コトを提案すれば購入する気になるのか?」
そうか、前回ブログのことか。。。
シルバー世代? まだ早いぞ、プラチナなんて?、と思いながら、、、
・少々のモノでは心動かない
・ブランド品には全く興味なし
・したいことはほぼ済ませたから、興味の向いた方向に集中
と返した。。。



ところで、、、、
飲食店を選ぶポイント、なんだろう?
会食の目的が第一にくることは間違いないが、、、
インテリア&雰囲気? 料理? サービス?


業態にもよるが、メニューの範囲で選んでいては、面白くないし、スリルもないことは明白。
楽しく食事を楽しむためには、サービス員と会話しながら、料理を組み立てることのできる店を選択する必要がある。
そのため、自店の厨房能力を把握、かつ料理人とのコミュニケーションをとることのできるサービス員がいる店限定となってしまう。
長く続いている繁盛店を観察していると、このことが良くわかる。
よいしょ料理ライターではない一般人としては、この様な店を何軒リストしているか、が、腕の見せ所となるのだろう。


この写真の料理。

見た目は味が濃そうだけど、、、
豚肉が食べたい、でも、コッテリはどーか、とわがままを言い、本来は鶏肉のところを豚肉の細切り、ニンニクたっぷりで、辛口&スッキリ、仕上げてもらったもの。
老舗の『銀座・東興楼』、ここもわがままを聞きながら、しっかり味を調えてくれる。



ホテルの飲食店が疲弊する前、黒服が客の好みを良く記憶していたし、同様のスーパーウェイターも数多くいた
同じ店で連続して接待をするケースも多く、サービス員が厨房と話し、コース料理でも内容を一部変える、ことも当然のサービスとしていた。
顧客の状況に合わせて、きめ細かいサービス提供をしていたからこその、存在価値もあった。
しかしながら、ごく一部のホテルを除き、合理化の嵐によって、自店が提供する料理内容を説明することすらできないサービス員が多くなった
ホテル飲食店の提供能力が低下、負のスパイラルに入ってしまったことが残念でならない。



これは、食後に向かうバーでも同様。
気心知れたバーテンダーがいる店、最初のオーダーは、食事内容を告げて、勝手に作ってもらうことにしている。
バーテンダーの腕を見極める、ひとつのポイント。


入店すると、問答無用、まず『モスコーミュール』を出していた銀座の有名店があったが、口内洗浄としては優れていた。
マダムが陣取るオーナーシートにあった分厚い顧客リスト、どーなったのだろう??



昔、香港プロジェクトに参加していた時の経験。
香港には、中国本土のあらゆる料理があるため、その時々で、料理を選ぶこととなるし、食べるという点でも楽しい都市だった。
しかしながら、同じ店でも、日本人だけで行く場合と食に精通した香港人を交えて行く場合の満足度、明らかに異なる


香港人のオーダー方法
メニューはみないで、黒服をテーブルに呼び、香港言葉で5分間程度、しっかり議論する
その間、日本人はビールを飲みながら、期待感を膨らませる。


出てきた料理とメニューを見比べながら、香港人に質問。
頭にメモしながら、次に備える。
日を改めて、習った通りに真似してオーダーするも、何か違う。
このため、原因を追究するべく、香港人に質問するが、笑っているだけ。
そんなものなのだろう、早く追いつくことだ、と感じた2年間だった。

様々な料理、オーダー手法を教えてくれたマーク・ラオさん、存命だろうか??



長男夫婦、今週末からプラハへ8日間の夏休み。
プラハ、どの様な料理を楽しむことができるのか、羨ましい。
お土産は、もちろん葉巻だな。
葉巻の価格、ヨーロッパでは、北上に伴って高くなる。。。。




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