業界は異なれど、目線は共通

日曜夜、大御所3人と食事を楽しむ機会を得た。
京都にある大学の同窓女性3人組、各々の居住地から東京へ集合、東京の水先案内人として参加を要請された。
自分よりは歳下、客観的な目線で観察した。


17時30分集合で即食事、その後、銀座サンボアで2次会。
さらにボルテージは上がり、圧倒されながら22時30分散会
今日聞いたところによると、その後も3人、ホテルで大いに盛り上がったらしい。
ただし、ホテル手配の依頼を受け、トリプルとしたが、3シングルと指示あり、あわてて再手配。
プライバシー確保、部屋は別々、そこが学生時代とは異なる




学生時代、価値観等の違いは多少あろうが、お嬢様学校と評される同一の大学を選択するのだから、家庭環境も含め、大きく異なることはないだろう。
しかしながら、卒業後の職業・人生が人を大きく変える、ことは間違いない。
しかも、30数年間の歳月は大きいし、人を強くする。
その後の人生、各々の雰囲気に強く現れており、興味深い。


3人共自立、仕事も持っており、各々いろいろあるも、仕事と余暇を楽しむ生活をしている様子。
そういった人達の会話・行動パターン、ホテル企画にとり参考になる要素が多々、勉強にもなった。
結論、女性は強い。。。




ところで、、、
日曜日お昼、家人が「カンブリア宮殿」の録画版を視ていたので、相伴した。

中古住宅物件のリノベーション、の話。
リノベーションとリフォームは異なる、との前ブリがあったが、それはそーだ。
リノベーション、新たな価値創造を目指す、という。


前半は完成後の成功事例、TV仕立てでストーリーを作っているし、その様なものかと思い、ながら視状態、だった。

後半のお題、「ひので荘」という30年以上経過した、賃貸アパートのリノベーション。
木造2階建て、3畳・6畳二間の2K。


まずは企画、どの様に再生するか。
プロジェクトの骨格を作る最重要業務


依頼された物件をみて、魅力・評価できるポイント、変えるべき点を確認、展開方法を探る。
ただし、その物件だけを見るのではない
賃貸アパートの再生だから、地域需要を見極めることも必要


物件の周辺状況から、住居種別の傾向をつかむ。
さらに、不動産仲介業者の店頭で仲介物件の概要・傾向を確認、地域需要を探る。
どの様な物件が売れ筋か、それによりアイデアをさらに練る。
今回の場合、単身者アパートというよりは、家族居住需要が強いことがわかり、施設構成を変えることにした様だ。
今更、3・6畳2間のアパートはない、ということであり、理解する。


出演していた建築士のひとり、大手設計事務所で公共建築物の設計を担当していたが、使い手の見えない施設設計に面白さを感じなかった、とのこと。
その気持ちも良くわかる。
個人住宅、事業主のみえる・使い方がわかる賃貸アパート、いずれも、自分の設計に対する評価がストレートに伝わってくる、ことがモチベーションになるのだろう。
ホテルも同様、施設としての魅力、使い勝手、これらはストレートに評価される。


収益不動産、立地環境・地域需要に合わせた企画が基本ホテル事業企画と同一目線、非常に参考になった。




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