週末の話題

日曜日から今年最後の沖縄
宮古島へも行く
NHK朝連ドラ純と愛』記念のグラス、販売中
 (宮古島市観光協会HPから転載)
グラスを調達、『てんこもり』ラインまで泡盛を入れ、楽しむ予定。




ところで、、、
11月28日・日経MJのコラム「招客招福の法則
財布はふたつある。
1.必要なもの・必需品を買うための財布
2.自分を高めるための財布


ある靴屋の出来事を事例にして、わかり易く説明していた。
厳しい経済環境下でも、豊かさ(『自分へのご褒美』もある)を求めるための別財布がある、ということ。
自社の商品、どちらの財布を目指すのか? これを考えることを薦めていた。


和食・割烹業界
バブル崩壊後、中級割烹、立ち行かなくなり、軒並み閉店。
残ったのは、パイは小さくなったが高級割烹、多くの個人財布で行くことのできるレベルの割烹・居酒屋


ホテル業界
出張・早朝便の前泊等の必要に迫られての宿泊、これに相対するのが、何らかの記念・特別な目的での宿泊。
やはり、財布は異なるのだろう。
ただし、ワンランク上の品質、という曖昧な言葉では、顧客はついてこない。
利用シーンを具体的にイメージでき、かつ特別な空間と感じることのできるものでなくてはならない。


自分自身の行動を含め、お金の使い方、大方の人は非常にシビアになってきた


思い起こせば、、、、
右肩上がり時代、使い過ぎても、来月の給料日までつなぐことができればよい、という発想。
また、毎年のベースアップに加え、年齢給、これにより、一定の給与増、実現していた。
更に、人により異なるが、昇格・昇給という大幅な給与増もある。
ボーナスも生活給の一部、平均的に、年間5〜6か月程度は期待。
住宅も同様、居住用住宅といえども、キャピタルゲインを期待できる環境があったため、多少の無理は承知で住宅ローンを組むことも可能。


宵越しの金は持たない』、ということも現実的な言葉。
不動産バブル期は除き実体経済を伴うインフレ、個人経済力の右肩上がりに加え、多少の浮かれ過ぎはあったが、人の心も豊かにした
個人消費、ワキも甘かった。。。



時代は変わり、勤続年数による加算は期待できない、ポジション給が基本、ポジションが上がらないと給与も上がらない。
ボーナスは業績に完全リンク、生活給の一部という概念はない。
収入構造は激変した。


このため、将来への備えを含め、生活防衛が前面に。
出費に対する考え方も、費用対効果を常に考え、非常にシビアになる。
人生で最大の買い物である居住用住宅、取得した住宅の不動産価値、ごく一部を除き、経年低下するため、住宅ローンの組み方も変わる。
この様な時代だからこそ、心を豊かにする別腹の財布をもつ、「ふたつの財布」、ということもあるのだろう。


今回の総選挙、デフレが悪い、とにかくインフレ誘導、という政策を声高に連呼する政党もある。
キャッシュ供給を潤沢にし、公共事業の拡大、、、、
中央銀行の機能を否定、継続を伴わない、瞬間風速の経済誘導策、誘導されたインフレは本当に有効なのだろうか?



常に緊張感を強いられる生活、これは非常に疲れる。
心豊かにする財布、これを大きくしたい
良性インフレ、実体経済が上向き、将来への夢を語ることのできる世になって欲しい。。。。



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