技術流出。。。

先夜、後輩と、新橋駅前ビル1号館2階にある「ビーフン東」へ行った。
歴史のある店であり、石川(料亭)⇒台湾(海軍御用達の料亭)⇒大阪(現業態)⇒東京(現在)、と転戦している。
友人に教えられ、気に入っている。
ここで感心すること。

・サービスが素晴らしい
 メニュー知識は豊富だが、それでも、わからない時は素早く確認、的確に対応する
・隅々まで磨き上げられている厨房
 オープンキッチン故、キッチンは客席からよく見える
 並のホテルではとてもかなわない


肝心の料理も、もちろん美味しい。

これは、紹興酒・海老
1尾食べた後、あわてて撮影。。。
しかも、リーズナブル価格。


新橋駅前ビルには、レイズン・ウィッチで有名な「巴裡 小川軒」もある。
ビル内には、様々なランクの、リーマン御用達の店も多々、楽しむことができる。



ところで、、、
NHKテレビ放送60年記念番組、「メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ」を録画、昨夜、3回分をまとめ視聴。
物作り日本の象徴だったが、今や競争力を失った、と言われている家電業界をテーマに番組作り。


事業切り離し、事業選別等は、人員削減をもたらす
研究成果は、在籍時の企業の財産だが、切り離された人材の頭の中にあるものまで企業の手は及ばない。
意志を持ってすれば確実に、悪意はなくともその様なスキマから、技術流出は続く。


財政破綻に至った企業、技術情報を、自社製造ではなく、対価として5千億円を要求する、という方針を出し、交渉。
技術流出に関する法廷闘争を決意したが、最終的には業務提携に落ち着くストーリーだった。


メイドインジャパンの定義
液晶テレビを例示
液晶パネル、映像機能ユニット、、、、 海外子会社工場、グループ外企業からの輸入品が多い。
最後に残るのは、その製品を作る心? ともいう。



物作り業界では明快だが、サービス業界ではどうだろう?
サービスノウハウ教えられたものとその人が持って生まれた感性とのコラボ、となる。
このため、サービス技術の流出を防ぐ、ということは不可能。


料理人の採用にしても、候補者の作る料理を試食して決定する場合も多々。
その人が持っている調理ノウハウと感性を評価、採用の可否を決定することとなる。
品質管理・原価管理のためのレシピがあるが、仮にそのレシピを持ち出したとしても、真に技術流出といえる?


ホテル業界、昔から人材は流動している。
XXホテルでYY業務に就いていた、ということが、その人のノレン(ノウハウ)として評価される。
ステップアップという意味でも必要であり、業界として、人の移動は認知されている。
これは、ホテル業界におけるノウハウは、レベルの違いはあるも、普遍的なもの、ということでもあろう。


競合ホテルに流出しては困る、運営受託契約における契約条件等、ごく一部の情報はあるも、これは技術とは異なる内容。
そういった意味では、ホテルの日常運営レベルでの技術流出という問題はおきない?



いずれにしても、最後に残るのは「」か。。。。




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