データ活用。。。

2020年夏期オリンピックおよびパラリンピックの開催が東京に決まった。


夏季オリンピック、戦後の復興した日本をアピールした1964年開催についで2回目
1964年開催、聖火リレーの公式伴走者として走ったことを今でも鮮明に覚えている。
その時に着用したランニングシャツ、さすがに保存していないが、ネットで発見、懐かしい。
 撮影者不詳




ところで、、、、
8日夜放映の「NHKスペシャ」、『震災ビッグデータ File.2 復興の壁 未来への鍵』
興味深く視聴した。


東日本大震災により、水産物販売、従来の販売ルートが崩壊した。
生産再開、販売再開、いち早く立ち直った企業と水面下に沈んだ状態の企業とに分かれている。
これをビッグデータにより解析。
解析により、ネクターハブの存在、つまり、自社の販売先の次、その次、と連続する取引を仲介するポイントが明らかになった。
ネクターハブに接続する企業と、断絶した企業、この差が業績回復の違いになっている、という。


従来は、「振り屋」という役割があり、その機能が需要と各生産者を調整かつ繋いでいた、という。
ある意味「コネクターハブ」機能と同様の役割を果たしていたのだろう。


自社の販売先のみを注視、その先は分からない、分かろうともしない、ことが大方の行動。
しかしながら、大震災による生産中断により、従来の販売ルートがリセット。
他の生産地へ向かった需要、おいそれと戻ってこない。


全体情報を把握する重要性も説明していた。
個ではなく、全体を鳥瞰し、流れ、ポイントを見つけることが必要。
この全体情報を握る企業は、包装資材屋・製氷屋、ということも納得感がある。
閉じこもっている企業を結びつける、血流を活性化、ポンプ役(=コネクターハブ)が必要。



ビッグデータ解析、被災地における人の動きを例にとって、説明していた。
携帯電話の位置情報が人の動きに重なることは言うまでもない。
ツィートを含むSNSの位置データ、キーワード分析も含まれるであろう。
この分析結果、行政発表の人の動きと、大きく異なるし、精度も高い、と判断される。
この結果をみても、ビッグデータ分析の有効性は説明可能。
ただし、分析結果を眺めているだけではなく、それを基に検討し、有効活用する、ことが必要。



頭に残った、番組出演者の言葉
埋没知を掘り起こす
情報に命を与えるのは人間



ホテル事業でも、この位置情報分析は有効では、と、ふと考えた。
事業企画時、想定するホテルの商圏(集客圏)は?、と悩む
開業後、どの方面からの来訪が多い? 強化するべき営業活動はどの方面に? ともある。
ライバルホテル、自ホテル、これらの宿泊客の動き、位置情報を基に、分析、戦略をねり実行する価値はある
夜間一定時間、位置情報が止まるポイント、それが宿泊客になる。
その前後を探ることにより、ルート・流れが分かるはず。

活用法を掘り下げてみよう。。。。



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